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(掲載日2010.01.22)

渡辺茂ゼミ(経済学部)、「証券ゼミナール大会」にて3年連続複数勝利

経済学部会計ファイナンス学科 渡辺茂教授のゼミの皆さん

武山徹さん(ゼミ長・経済政策学科3年次)、高橋彩穂子さん(テーマ2 Bブロック代表・経済学科3年次)、宮坂鷹秀さん(テーマ5 Aブロック代表・会計ファイナンス学科3年次)

2009年12月11日(金)、12日(土)に、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された「平成21年度証券ゼミナール大会」にて、経済学部の渡辺茂ゼミグループが複数のブロックで優秀賞を獲得しました。参加団体数40を超える中で2つの優秀賞を獲得し、今回で3年連続複数勝利を果たしています。

【優秀賞を獲得したメンバー】
<テーマ2 Bブロック>高橋 彩穂子さん(3年次)、中條 雅子さん(2年次)、長堀 加奈さん(2年次)
<テーマ5 Aブロック>宮坂 鷹秀さん(3年次)、岡田 祥吾さん(2年次)、大坪 彩香さん(2年次)、高橋 啓介さん(2年次)

証券ゼミナール大会とは、全日本証券研究学生連盟が証券に関する問題を理論的・実証的に研究すると共に、加盟各大学諸団体相互の交歓により証券研究の発展推進を目的に、昭和55年より開催されているものです。
参加団体(サークル及びゼミナール)は、全日本証券研究学生連盟が毎年決定するテーマに沿った論文を規定の期日までに作成・提出します。団体間で相互に論文を交換・検証し、大会当日に各団体の所論を理解したうえで、討論を行い、講師の評価によって各テーマ・ブロックの最優秀団体が決定されます。


今年のゼミ長と各グループ代表者に当日の様子やゼミについてお話を伺いました。

証券ゼミナール大会での複数勝利、おめでとうございます。ではそれぞれのブロック代表の高橋さん、宮坂さんから発表内容などについてお聞かせください。

高橋班:排出量取引制度におけるプラン提案資料

高橋:私たちのチームは「排出量取引をめぐる諸問題と解決策」というテーマに取り組みました。地球温暖化や環境問題というトピックは今世界中で関心の高い、非常にホットな話題であり、排出量取引に関する情報も毎日のように新聞やテレビのニュースを行き交っています。このため、大会に向けての最も重要な作業は、絶え間なく発信される膨大な情報の中から、必要な情報だけを選択し、自分のものにしていくことでした。
本番では、主に「排出量取引における投機の是非」や「消費者への価格転嫁について」が主要な論点となり、各大学で議論を行いました。どの大学も、自分の意見を主張するだけでなく、他の大学の意見にしっかり耳を傾け、議論を「戦わせていく」のではなく「盛り上げていく」姿勢であったことは大変素晴らしく、非常に勉強になりました。

宮坂:私たちのチームは、「日本における企業の社会的責任と社会的責任投資のあり方について」のテーマに出場し、当日は、CSR・SRIの普及策、ステークホルダーへの対応、CSR報告書の在り方、中小企業にCSRを取り組ませるためには、といったことについて議論しました。
企業のグローバル化・地球温暖化が進む中で企業にはどのような対応が必要とされているのか、何度も議論し作り上げていきました。本番ではいろんな視点から意見が飛び出し、自分の班の意見だけでなく、テーマについて改めて考え直すことができました。

大会に向けてどのような準備をしたのですか?

渡辺ゼミのみなさん

高橋:渡辺ゼミでは、毎年この大会を1年間の大きな目標として掲げ、活動しています。例年、夏休みに入ってから12月の本番まで、約4カ月にわたり準備をしますが、今年は渡辺ゼミからは3テーマ、5チームが大会に出場し、各チームがリーダーの下、準備を進めました。

準備から発表までを振り返って、苦労された点や感想を教えてください。

宮坂:私たちのチームは4人で出場しましたが、2年次生が3人と他チームより2年次生の割合が多かったのです。このため、議論するにあたり、知識を深めることはもちろん、どうすれば勝てるのか、誰がいつまでに何をするのか、全員が集まった時には何をするのかなど、チームと時間をいかにマネジメントしていくかに悩まされました。
また、ゼミ内で大会提出用の論文の中間発表時に、先生から「この論文は論文じゃない」と指摘をいただいたり、後輩からは「チームの意見が分からない」と言われるなど苦しい時期もありましたが、こうした経験をできるのは貴重であり、単にテーマの勉強をしただけでなく、社会で必要な能力を得られたと思っています。結果的に優秀賞を受賞することができ、今では充実感に満ちあふれています。

高橋:優秀賞という評価をいただけたことは大変うれしく、大きな自信につながりました。努力が目に見える形で評価される機会に恵まれたことをとても光栄に思います。しかし、優秀賞という結果もさることながら、チームで、またゼミ生全員で、一つの目標に向かって努力し、互いに切磋琢磨しながら勉強できたことは、何事にも代えがたい経験であり、かけがえのない財産となりました。

渡辺ゼミは普段どのような活動をしているのですか。

ゼミ合宿(新潟県六日町市、2009年9月)

武山:渡辺ゼミは経営のカテゴリーに分類されていますが、実際はさまざまな活動を行っています。毎年ゼミ長を中心に3年次生が企画を考え、先生にアドバイスを頂きながら進めています。昨年度は、“おもしろ自己紹介”に始まり、“ゼミ内ディベート大会”、“輪読”、“企業研究”、“企業訪問”、“証券ゼミナール大会への参加”を行いました。
学生主導のゼミなので、雰囲気は自由闊達、議論もさまざまな意見が飛び交い、毎回充実しています。渡辺先生は、視野が広く考察も深いため、ゼミ生が気付かない点を優しく鋭く指摘してくださいます。

渡辺ゼミは3年連続優秀賞を複数獲得していますが、秘訣は何でしょうか?

武山:全チーム内に必ず先輩後輩の関係があることと、大会のフィードバックを3時間もかけて行うことです。
ただ勝ちたいだけなら、3年次生だけでチームを作ればよい。2年次生チームは敗北から勝手に学んで来年に生かせば良い。しかし私たちはそれを良しとしません。3年次と2年次が一緒にチームを築き、大会準備期間で、先輩は自らの経験から、後輩に頑張り方を示し、勝ち方を伝えるのです。
そして大会終了後のゼミでは、証券大会を振り返り1人ずつ思いを語ります。数カ月間のドラマがそれぞれの心によみがえり、涙ながらのフィードバックをします。こうして渡辺ゼミの歴史と共に受け継がれてきた“思いのバトン”はまた次の代へとつながっていきます。
この“ゼミ愛”を育てる循環がモチベーションを高め、それが3年連続優秀賞を獲得していることにつながっているのだと思います。

ありがとうございました。最後に一言お願いします。

武山・高橋・宮坂:今回の優秀賞は、ゼミ全体で獲得したものだと思っています。ご指導くださった渡辺先生、叱咤激励をくださった諸先輩方、いつも励まし合ってきたゼミ生をはじめ、私たちを支えてくださったすべての皆さまに心から感謝します。ありがとうございました。

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