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CEATEC JAPAN 2005 -Heartful Life with IT-

荻原 結香さん(政治学科4年)

 去る10月4日(火)から8日(土)、幕張メッセ(千葉県)でCEATEC JAPAN 2005(シーテックジャパン2005)が開催されましたが、このイベントに本学法学部早川ゼミナ-ルが出展いたしました。CEATEC JAPANへの出展は昨年に続き2度目ですが、今回中心となって活動を行った荻原さんにお話をうかがいました。

CEATEC JAPAN 2005 への出展に際しての苦労話などをお聞かせ下さい。

 CEATEC JAPAN 2005出展で最も苦労した点は、周りが全て技術系の研究室の中、技術がない文系学生として何を発表するかという点でした。今回私たちは2回目の出展でしたが、ITの世界の進歩は激しく、去年と同じテーマでは通用しません。出展のお話をいただいてから、テーマ決めのためにゼミ生で何度も会議を重ね、今年は「Heartful Life with IT」というテーマを軸に、研究発表を行うこととなりました。

コンセプトについて教えて下さい。

 ITが生活の中に存在し、生活を便利にしてくれる。それはもう当たり前のことです。その、当たり前となったITは、利便性以上の何かを私たちに与えているのでは?と私たちは考えました。そこで打ち出されたのが今回の「Heartful Life with IT」というテーマです。これは、ITによる利便性が浸透した事で実現した、心の豊かな生活の事を指します。例えば、インターネットを用いたコミュニケーションが一般的になることで、連絡が途絶えていた旧友と再会でき、そこから再び交流が深まっていくことなどです。
  私たちはこのテーマのもと、「電子カルテ」と「ソーシャルネットワーキングサービス」について現状の調査・研究、それを踏まえた未来予測やビジネスモデルを考案しました。そして、会場ブース内及びCEATEC会場内のインターネット放送スタジオにてプレゼンテーションを行いました。

今年は2回目の出展と思いますが、2年連続して関わった感想はいかがですか?

 今回は去年(2004年)と比べ、出展日数が3日間から5日間に増え、出展場所も企業ブースと同じフロアーになったため、去年とは異なる展示会に参加したようでした。
 まず、出展日数の増加と場所の変更により、去年の約10倍の方が私たちのブースへ足を運んで下さいました。そこで、実際にいただいた私たちの研究に対する意見は肯定的なものも否定的なものもありました。しかし、学内ではなかなか聞けない、社会で活躍されている方々の多数の声を聞けたことは今後の研究に大きなプラスとなる貴重な経験でした。
 また、今回はCEATEC Begin Projectに参加する学校数が去年の約2倍に増え、普段なかなか交流ができない他大学の技術系研究室の方と交流が広げられました。そこで様々な意見交換ができたことも大きな収穫でした。

CEATECを終えて、今はどんな感じですか?

 去年に引き続き2回目の出展でしたが、学内の研究活動だけでは得られない経験ができた点で今年の出展も非常に勉強になりました。特に今年は、来場者や出展者同士で意見を交換する場面が多くあり、それをきっかけに、私たち早川ゼミが唯一の文系学生の出展者として、CEATEC Begin Projectで担う役割について考えさせられました。新しい技術があっても、それは使われてから初めてその意味を持つものです。その技術を社会に根付かせるにはどのような活用をすればいいのか、そのアイデアが出せるのは、社会科学を学問領域とする私たち文系学生が得意とするところであり、積極的に発言していくべきだと今回の出展を通して感じました。
 更に、取材やCEATEC会場での多くの企業関係者との交流は、今後の研究に対する貴重な意見を多数うかがえるいい機会でしたし、学内ではなかなか経験できないことだったという点で、今後の学生生活の視野が広がるいい経験となりました。
 そして、この活動を通じて、30人のゼミ生が一丸となって一つのプロジェクトの成功を目指したことは大変充実した貴重な経験でした。

早川ゼミの活動内容について教えて下さい。

 私たちのゼミは30名のゼミ生がそれぞれの個性を発揮している「個性化集団」です。私たちのゼミでは、研究課題の選定・その課題に対する問題点の設定及び解決方法については全てゼミ生の自主性に委ねられています。そして、その研究成果はプレゼンテーションを通じて発表されるのですが、その形態もすべて私たちに委ねられています。そのため、毎週毎週分かりやすく、そしてゼミ生を退屈させないような、随所に工夫が凝らされたプレゼンテーションが行われています。パワーポイントの機能をフル活用するだけでなく、プレゼンテーションのために歌を作るチームや体を張ったプレゼンテーションをするチームもあり、非常にバラエティに富んだ発表が行われています。
 この、一連の研究活動は全て5~6名のチームに別れて行っているのですが、どのチームも和気藹々と活気溢れる研究活動を行っており、取材で1日中チームで行動することも珍しくありません。
  研究テーマは、 もはや生活の必需品となったIT、そして、目前に迫るユビキタス社会。とはいえ、実際にはよくわからないというのが現実です。私たち早川ゼミでは、ITの世界で起こっている、「気になるけどよくわからない」を文献調査のみならず、取材・市場調査、はては体を張るなどして徹底的に調べ上げます。具体的なテーマは、音楽配信ビジネス・電子商取引の実践・インターネット株取引・ICタグと流通・アドホックネットワーク・Linuxをめぐる法的問題と多岐にわたっており、法学部ながらも、法律に関連する分野に限定される事なく、社会全体に対する広い視野をもって研究活動を行っています。

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