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(掲載日2003.12.1)

野間文芸新人賞受賞

文学部日本文学科1年次 島本 理生さん

本学文学部1年次島本理生さんの「生まれる森」(群像10月号)が第130回芥川賞の候補作に選ばれました。島本さんは前々回の芥川賞で「リトル・バイ・リトル」が候補作品になり、昨年末には同作品で野間文芸新人賞を最年少で受賞しています。
島本理生さんに立教大学の学生生活などについて伺いました。

立教に入学して、数ヶ月たちましたが、大学生活はいかがですか?

思っていたよりも忙しいというのが最初の印象です。
最初はやはりちょっと慣れないことも多かったのですけれども、夏休み明けたぐらいからやっとだいぶ慣れてきました。必修の、特に語学が思ったよりも忙しかったです。英語だけでも週2回必ずあったりして。やはり日本語のほうがいいかな(笑)。ちょっと外国語は・・・・。
語学の他に、おもしろい授業がけっこうたくさんあります。 特に宗教関係の授業がおもしろかったですね。
友だちもだいぶできました。クラスの友だち以外に授業で知り合った友だちもいます。
サークルにも入りたかったのですけれども、ちゃんと練習するようなところに入ると、やは予定とか厳しくてきついかなと・・・。

いまは1日をどんな感じで過ごしていますか。

そうですね、大学に来て、そのあと、夕方帰りに仕事の打ち合わせが入ったり何なりということがあって、それでだいたい夜に帰ってという毎日です。
でも、やはり人とのつき合いはそれなりにやりたいので、丸々空いている日や休日の前日なんかには人とはよく出かけますね。

どんな理由で立教の文学部日本文学科を選んだのですか?

説明会で見学に来たときに、雰囲気がすごく落ち着いていていいなと思ったのと、あとは、わりと昔からの伝統に縛られている感じがしないかなと。女の子が多い点も。
昔からわりと文学活動して、文学、文学しているところよりは、もうちょっと違う雰囲気のあるところにも行きたいかなというところもありました。

小説を書くヒントになるような部分というのは、立教に少しありそうですか。

大学生活全部が、その生活すべてが作品に影響するようなこともあると思います。それと校舎の雰囲気がよかったりとか、そういうシチュエーション的なものも実際は大きいかもしれないですね。
雰囲気がありますね、すごく。

文章を書こうというふうになったきっかけというのはどういうことなのでしょうか。

何かすごいきっかけがあるのですかといつも聞かれるんですけれども、そういうわけではなくて、たとえばこの1冊がどうのとかそういうことはないのです。もともと親が本がすごく好きで、家にもう本が昔からたくさんあって、テレビを観たり、漫画を読んだりするように、それと同じ感覚で本を読むという習慣が子どものときから身についていて。それがいまもずっときているという。でも、やはり本が好きで。本というか、活字というか。小さいころから太宰治とか坂口安吾とか読んでいましたが、ジャンルを問わずわりとけっこう何でも読むような感じです。

作品の場面で池袋とか吉祥寺はわりと多いような気がしますが、わりとなじみのある土地だったんですか、吉祥寺とか池袋は・・・。

そうですね。生まれが東京で、けっこう昔から引っ越しが多いのですけれども、それでも都内から出たことはあまりなくて。だから東京近郊のだいたい新宿ぐらいを中心にして、その近郊の町というのにやはり昔からなじみがあります。

池袋は毎日通うようになって、ちょっと見方が変わったようなところがありますか。

毎日通うようになって、便利なのですけれども、池袋からあまり出なくなりました(笑)。
でも、池袋も昔からよく来ていたので、それこそ高校の帰りとかに、わりと近いですから。友だちと一緒に来ていたりとかしたので、何となく昔からなじみがあって、すごく動きやすいですね。あと本屋が多くてすごく便利ですね。本屋が多いというのは一番便利ですね。よく行くようになりましたしね。

今後のことなのですけれども、これから大学は2年、3年、4年と続きますし、小説もどんどん書いていくと思いますけれども、立教でやりたいことはありますか。こんなことをやりたいなとか、あるいは、こういうスタイルの生活をもってというのがありますか。

そうですね、今年(2003年)はちょっとまだばたばたしてしまったので、来年はもうちょっと大学生らしく。
いまは授業が終わるともうぱっと次のところに移動したりという感じで、あまり校内にいようがなかったので。専門も2年になるととれるようになりますし。
とりたい授業を見ていると、だいたい2年生以降だったりするのですよね(笑)、おもしろそうな授業は。

そういう立教ならではのいろいろなものがこれから少しまた、小説なんかで生きていってもらえるとすごくうれしいなというのがありますね。

本当にお忙しいところ、きょうはありがとうございました。

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