RIKKYO CLOSE UP

(掲載日2003.3.1)

毎日新聞「キャンパる」を作る 学生新聞記者

キリスト教学科4年次 沖田 直哉さん

産業関係学科2年次 大槻 朝子さん

史学科3年次 辻 真典さん

毎日新聞の土曜夕刊第4面に連載されているコーナー「キャンパる」。この紙面は現役大学生達の手で作られています。メンバーは約30の大学から集まった総勢60人以上の学生たち。毎回大学にまつわる記事が様々な切り口から取り上げられています。今回のCLOSE-UPは、「キャンパる」に携わる立教生に話を聞きました。

「キャンパる」に携わることになったきっかけは?

●辻:2001年の秋に全学共通カリキュラムの授業で、毎日新聞社編集委員で「キャンパる」顧問の下川氏が話をされたんです。そのとき「キャンパる」編集員募集の案内があり、おもしろそうだと思って。
●沖田:辻君はそのまますぐに参加したんですよね。僕は聖歌隊に所属していて、学期中はとても忙しかったので、翌年から休み期間中だけということで、参加しました。基本的に、自由参加なんですよ。毎週火曜日の編集会議に出られなくても、記事だけ書くっていう人もいますし。
●大槻:私は実際に「キャンパる」の紙面に出ている募集を見て、参加しました。もともと取材などに興味があったので。先月から参加したばかりなんです。

具体的な活動は?

●辻:毎週火曜日に編集会議があって40人くらい集まります。何人かが「ネタ出し」をして、その人が取材することもありますし、別の人がやりたいといって、担当する場合もあります。基本的に取材、執筆は1人でやります。
●沖田:ただ書きたいって言う人もいれば、いろいろな大学を見てみたいって言う人もいますからね。連載コーナーはありますが、毎回担当者は変わります。

どういう学生が集まってくるんですか?

●沖田:やはりマスコミ志望の学生が多いですね。けど、動機は人それぞれです。基本的に何でもアリが「キャンパる」ですから。
●辻:「たまたま毎日新聞を購読していて、時間があったから来てみた」とか「何か大学外での活動がしたかった」といったごく単純な理由で参加する人も多いです。ただ、全ての人が共通してもているのは、自主的に行動し、刺激をうけ、見聞を広めたいという姿勢だと思います。

編集会議はかなり活発に行われる?

編集会議風景。
毎日新聞社で一番大きな会議室を使用している。

●大槻:私ははじめて会議に出た時、みんながすごく意見を言うのに驚きました。学年はもちろん関係なく、みんな同等の立場で自由に意見を言いますね。最初は怖いくらいでした。でも、とても自分のためになると思います。それだけの大人数の前で意見を言う機会ってないですから。

大変なことは?

●沖田:取材した内容を文章にするときですね。編集責任者の下川さんに見てもらうんですが、最初の記事は5回書き直させられた。かなり文章のトレーニングにはなりますね。授業料払わなくちゃいけないくらい(笑)。
●辻:ネタが決まって、切り口を考えること。同じネタでも切り口が変わると全然違うものになってしまうので。自分で自由にできるし、そこが面白い部分なんですけど、つまらないものはみんなに「全然だめ」って言われますし。

「キャンパる」のコンセプトは?

●沖田:下川さんが言うには、「これだけの紙面を割いているのだから、文化部とか社会部の記者に任せればいくらでも80点のいい記事は書ける。「キャンパる」は、大学生ならではの視点で作っていきたい。大学生が大学にまつわるテーマを書くということだけ守れば、羽目をはずしてもいい。」ということです。僕ら学生が100点の記事を書けるわけなし、書いてもおもしろくない。けど、時に普通の記者では真似できない120点の記事が出てくる。それが「キャンパる」なんです。
●辻:下川さんは、うまい記事っていうのはおもしろくないってよく言ってますよね。僕は今までの「キャンパる」が堅く、まじめすぎると思ったんで、できるだけふざけた内容にしようと思ったんです。それで、去年取り上げたのが、「大学のお酒」。大学が作っているお酒ということで、早稲田の地ビール、明治の焼酎と日本酒、立教のワインを1人で飲み比べたんです。反響があったみたいで製造元の方からは感謝されましたね。そういうとにかく、B級の記事を書きたかったんです。反省会では「何この記事」ってたたかれましたけど(笑)。

●沖田:でも「キャンパる」で求められてるものって、まさにこういう記事だと思う。

他の大学を見て改めて立教について感じたことは?

●沖田:いい意味でも悪い意味でも、立教は「いい子」が多いなと感じました。70点くらいを取って満足してしまって、その上を目指そうとしない感じがします。他大学のゼミを取材したときは、カルチャーショックでしたね。あの活発な意見交換はすごかった。
●辻:それは大学によって異なるんではなく、ゼミによってだと思いますけどね。僕のゼミは活発でしたから。僕は逆に今の大学生は、結構真剣に物事を考えているんだな、と見直しました。自分から行けば、刺激になる人間は多いなと思いました。

「キャンパる」を通して得たこと

キリンビールへの取材
(左が沖田さん)
「取材は一回勝負。常に念入りに。」

●沖田:それまで、聖歌隊が忙しく、立教だけの狭い行動範囲だったのが、「キャンパる」に参加して、すごく視野が広がりましたね。取材の方法や下調べ、文章を作成する能力までつきました。
●辻:僕も外に出ることで、逆に自分を見直す機会が多くなりましたね。自分から、ネタ探しのような感じでいろいろと探すようにもなりました。僕はマスコミ志望ではないけれど、ステップアップのいい踏み台になりました。
●大槻:最近は毎週、現役の記者を呼んで勉強会が開かれているんです。勉強になる貴重な機会ですね。私はアナウンサー希望なので、これからいろいろなことに挑戦していきたいです。

今日はありがとうございました。

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