日産自動車㈱が、NPOで仕事をすることを希望する学生に奨学金を支給し、NPOと社会参加活動に関心を持つ学生との出会いの場を提供する、日産NPOラーニング奨学金制度。その第5期奨学生に選ばれた、21世紀社会デザイン研究科1年生の草水美由紀さん。
昼間は日本NPOセンターで活動し、夜は大学院で学ぶというハードな生活にもかかわらず、いきいきと毎日を送っている草水さんのキャンパスライフを伺いました。
大学を卒業後、都市銀行の国際部門での勤務、日本語教師の勉強、(財)横浜市国際交流協会での勤務、そして1年間の様々なボランティア活動等、様々な経験をしてきました。
2001年3月まで勤務していた国際交流協会では、国際交流・協力、在住外国人支援に関わる講座の開催や情報提供、施設運営等、多岐にわたる事業に携わり、人と人とをつないでいくことの難しさ・大切さや、住民・NPO・企業・行政・学校等が力を合わせ、共通の課題解決に取り組んでいけるような地域づくりにもっと深く関わっていきたいと思うようになりました。そのためには市民セクターに関する理論等を学び、地域に還元していきたいと考え、2002年4月、21世紀社会デザイン研究科に入学しました。
2年間という短い大学院生活の間に、研究はもちろん、多くの経験を通して、幅広い視野を身に付けたいと考えていました。そのため定職にはつかず、研究と、大学院時代にしか経験できないことに精一杯チャレンジしたかった。そのような折、「第五期 日産NPOラーニング奨学金制度」の募集を見つけ、応募を決意しました。
魅力的な団体が並ぶ中でどの団体を希望するか迷いましたが、地域における活動は既に自身で行なっていることから、この機会に全国的なNPOの動きを分野に偏らずに見てみたい、企業や行政等のセクターとNPOとの連携の状況についても知りたいと思い、"(特活)日本NPOセンター"を希望しました。
活動開始直後より、センターに届く膨大な数のNPO団体等のニュースレター・報告書・チラシの整理に始まり、センターのニュースレターの取材・執筆、NPOユースフォーラム開催のための実行委員会への参加等、様々な活動に関わらせていただいています。
9月に開催された"市民セクター全国会議"に先立って実施することとなった、学生達による"NPOユースフォーラム'02"では、7月からの2ヶ月間、白紙の状態から開催にこぎつけました。ほとんどが初めて顔を合わせるメンバーで、かつ所属大学も様々、年齢も多様、それぞれの関心分野も異なったメンバーが、一つのものを作りあげていく、そのダイナミズムを肌で感じることができました。
市民セクターに携わる人々が、38都道府県から400名ほども集まり、2日間にわたって開催された『市民セクター全国会議』では、オープニングでの司会や、分科会の記録等をさせていただき、様々な分野で活動する人々の熱意を感じ、大変励まされ、また身の引き締まる思いがしました。
私は横浜に住んでいますが、地域では"(特活)多文化ネットかながわ"と、"ユッカの会"で活動しています。そこでは、外国籍の子ども達を始め、日本語を母語としない子ども達に関わっています。彼らの学習権をいかに保障していけるのか等、大きな課題は山積していますが、今は教科補習・日本語学習や、キャンプの企画等に携わり、日々育っていく子ども達に向き合っていきたいと考えています。
大学院では、日々様々な理論や市民活動のこれまでの変遷、各地での事例等について学んでいます。職業・年齢・経験も様々な同級生から学び、発見することが多々あります。
そして、日産NPOラーニング奨学金制度による日本NPOセンターでの活動では、市民セクター全体における現状や課題について、様々な角度から学び、経験させていただいています。
これらの様々な活動を、有機的かつ立体的なものへとつなげていくこと、地域において、コミュニティの再生と新たな形成という自身のテーマへの取り組みなど、在籍中2年間精一杯チャレンジしていきたいと思っています。。