社会学部創立60周年記念企画・対談 「伏見憲明×中村うさぎ:セクシュアル・アイデンティティをめぐって——どうしてこんなに女/男が嫌いなのか?」

INFORMATION

  • 2018年12月6日(木)18:30~20:30
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

現代日本社会では、たとえばドラマやサブカルチャーの領域で近代社会の画一的な家族観や恋愛観を脱するような新しい表現が模索され、ミソジニーやミサンドリーの構造にも明らかな変化が見られる一方で、「LGBTは生産性がない」といった偏狭で抑圧的なバックラッシュ的動きも目立っている。ここにはジェンダーやセクシュアル・アイデンティティをめぐる問いが、男性/女性あるいはセクシュアル・マジョリティ/セクシュアル・マイノリティといった単純な二項対立図式ではもはや読み解くことができず、個人間(男性間/女性間)の微妙な差異や対立が前景化しているという現代社会の複雑な様相が反映している。こうした状況について、本講演会では、91年の『プライベート・ゲイ・ライフ』の発表以来、セクシュアリティと現代社会をめぐる問題について繊細な議論を展開してきた伏見憲明氏、「女であること」の「快感と不快感の根っこ」に何があるかという現代的なフェミニズムの問題に向き合って文筆活動を行なってきた中村うさぎ氏に存分に語り合ってもらう。

講師

評論家、小説家。
伏見 憲明 氏

慶應義塾大学法学部政治学科卒。1991年刊行した『プライベート・ゲイ・ライフ』のなかでゲイであることをカミングアウトし、90年代のゲイ・ムーブメントを牽引して以来現在に至るまで、主に執筆活動を通じ第一線でジェンダーやセクシュアリティの論客として活躍している。99年から2001年まで『クイア・ジャパン』編集長として意欲的な企画を実現し、5号を刊行(2005年に復刊し3号を刊行)した。2003年には『魔女の息子』で第40回文藝賞を受賞し、小説家としてのデビューを果たした。『〈性〉のミステリー越境する心とからだ』、『ゲイという「経験」』、『性という「饗宴」——対話編』、『欲望問題』等著書多数。

作家、エッセイスト。
中村 うさぎ 氏

同志社大学文学部英文科卒。OLやコピーライターなどを経て、ライトノベル『ゴクドーくん漫遊記』で作家としてデビューし人気を博す。買い物依存症の経験を綴った週刊誌の連載コラム「ショッピングの女王」が評判となり一気にブレイクし、その後次々にエッセイを発表、独自の視点からジェンダーやフェミニズムの問題に一石を投じる発言をつづけている。『美人とは何か』、『さすらいの女王』、『女という病』、『私という病』、『他者という病』等著書多数。

司会

本学社会学部社会学科 教授
吉澤 夏子

詳細情報

名称

社会学部創立60周年記念企画・対談 「伏見憲明×中村うさぎ:セクシュアル・アイデンティティをめぐって——どうしてこんなに女/男が嫌いなのか?」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

社会学部

お問い合わせ

社会学部 吉澤夏子 教授

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