経済学部共催 公開シンポジウム
「The medieval monetary world:money,mint and moneyer(temporary)」

INFORMATION

  • 2017年3月18日(土)9:30~18:30
  • 池袋キャンパス 10号館2階 X204教室

日本のヨーロッパ史学におけるひとつの問題点として、貨幣史研究の欠落がある。本格的な研究はもとより、時間と空間に広い視野を持った概説的な研究も十分とはいえない。しかし、貨幣は、権力、社会、経済と流通、といった社会構造全般を深いところで規定すると同時に、国家的(権力)や社会的枠組みを超えて世界的レベルで流通する血液であった。したがって貨幣は世界史的レベルで検討していかなくてはならない課題でもある。「西ユーラシア貨幣史研究会」は、貨幣史が等閑視されてきたことを反省し、日本におけるユーラシアレベルでの貨幣史研究を行うための国際ネットワークを構築することを目的として、鶴島博和を代表として結成された。研究会は2016年から科学研究費(基盤A)の補助を受けて、活動を活発化した。2016年度から予定されている4回の国際シンポジウムの第一弾として、イギリスとドイツからの指導的な研究者を招いて、近代以前の貨幣システムを議論する。
※使用言語:英語(通訳なし。ただし、翻訳原稿あり、適宜日本語での要約あり、質疑に際しては通訳を行う)

詳細情報

名称

経済学部共催 公開シンポジウム
「The medieval monetary world:money,mint and moneyer(temporary)」

内容

講師
Dr. Adrian Popescu (The Fitzwilliam Museum)
Dr. William Day (The Fitzwilliam Museum)
Dr. Rory Naismith (King's college,University of London)
Professor Markus A.Denzel (Univeristy of Leipzig)

《コーディネーター・司会者》
鶴島 博和 氏(熊本大学教育学部教授)

《コーディネーター》
菊池 雄太 (本学経済学部准教授)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

申込不要、入場無料

主催

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究A「前近代ユーラシア西部における貨幣と流通のシステムの構造と展開」(研究代表者・鶴島博和)

共催

経済学部

備考

【講師略歴】
Dr.Adrian Popescu
ケンブリッジ大学附属で世界の貨幣史研究の中心地のひとつであるフィッツ・ウィリアム博物館、古銭学部門の責任者。古代ローマからビザンツにかけての貨幣史研究の世界的権威の一人。古典学学部にも所属している。

Dr.William Day
フィッツ・ウィリアム博物館、古銭学部門の研究者として、中世イタリアの経済史と貨幣史の専門とする。代表的な著作に、Medieval European Coinage,vol.12:Italy(I)Northern Italy(Cambridge,2016) がある。

Dr.Rory Naismith
ロンドン大学キングスカレッジの上級講師。アングロ・サクソン時代の貨幣史の第一人者。著書、Money and Power in Anglo-Saxon England:the Southern English Kingdoms 757–865(2012)、はthe International Society of Anglo-Saxonists Best First Book prize in 2013を受賞した。

Professor Markus A.Denzel
ライプツヒ大学歴史学部教授。経済史の国際トップジャーナルである『社会経済史四季報 Vierteljahrschrift für Sozial-und Wirtschaftsgeschichte』の編者の一人。前近代におけるドイツ経済史および貨幣史の第一人者である。著書多数であるが、代表作はDas System des bargeldlosen Zahlungsverkehrs europäischer Prägung vom Mittelalter bis 1914 (Stuttgart 2008)(中世から1914年までのヨーロッパ通貨の非現金決済システム)。

お問い合わせ

菊池 雄太(経済学部准教授)

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