イベント・講演会

21世紀社会デザイン研究科主催
ハウジングファーストと社会デザイン―フランスと日本の実践から

「ハウジングファースト」とは、住まいを失った人への支援において、安心して暮らせる住まいを確保することを最優先とする考え方のことです。
「ハウジングファースト」は、欧米のホームレス支援の現場では一般的になりつつあり、重度の精神障害を抱えるホームレスへの支援でも有効であることが実証されています。
しかし、日本では住まいの確保よりも生活訓練や就労支援等を優先するという考え方が根強くあるため、住まいのない高齢者や障害者の地域生活移行支援が進まない要因になっています。
今年5月には、川崎市の簡易宿泊所で火災が発生し、高齢の生活保護利用者を中心に10名が犠牲となる惨事になりましたが、その背後には日本の福祉政策における住宅軽視の傾向があったことは否定できません。
本シンポジウムでは、フランスで「ハウジングファースト」に基づくホームレス支援を実践しているNGO「世界の医療団」の担当者をお招きし、実践について報告していただきます。また、民間団体によって東京都豊島区や岡山市で行われている生活困窮者への居住支援事業についても、それぞれの地域で実践をされている方からご報告をいただき、「ハウジングファースト」の日本における実現の可能性について探りたいと思います。使用言語:英語(逐次通訳あり)

日時 2015年11月14日(土)14:00~17:00(13:30~開場)
場所 池袋キャンパス 5号館1階5123教室
講師 《パネリスト》
ヴァンサン・ジェエラール 氏(世界の医療団フランス本部、精神科医)
【略歴】
フランス人精神科医。イェール大学博士号。アメリカでの修学後、フランスに戻り、精神障害を抱えるホームレスの為のハウジングファーストプログラムを世界の医療団マルセイユで実行。効果が認められ、2011年から、フランス初の公的なハウジングファーストプログラム「アン・シェ・ソワ・ダボー」のコーディネーターとして活躍。現在は、フランス南部の都市マルセイユを拠点とする。

森川 すいめい 氏(認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン東京プロジェクト担当、精神科医)
【略歴】
精神科医。鍼灸師。医療法人社団翠会みどりの杜クリニック院長。老年期の内科・精神科の往診や外来診療を行う。2003年にホームレスを支援する団体「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げ、08年NPO法人化、理事として東京・池袋で炊き出しや医療相談などを行っている。09年より認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン東京プロジェクトの代表を務める。著書に『漂流老人ホームレス社会』(朝日新聞出版)

阪井 ひとみ 氏(阪井土地開発株式会社代表取締役,NPO 法人おかやま入居支援センター理事)
【略歴】
阪井土地開発株式会社代表取締役。NPO 法人おかやま入居支援センター理事。住まいが見つからないことが理由で、長期の入院生活をおくる精神障害者らのために、19年前から入居支援を行っている。2014年、第10 回精神障害者自立支援活動賞(通称:リリー賞)支援者部門及び「シチズン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。国土交通省「安心居住研究会」や厚生労働省「長期入院精神障がい者の地域移行に向けた検討会」外部有識者。
司会 稲葉 剛(21世紀社会デザイン研究科特任准教授,認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事)
対象者 21世紀社会デザイン研究科学生、本学学生、教職員、校友、一般
協力 認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン
問合せ先 21世紀社会デザイン研究科委員長室
TEL:03-3985-2181(受付時間 月~金11:00~18:00)
備考 詳しいチラシはこちら

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