3.11およびその後の福島第一原発事故を契機に、エネルギーに関する議論が、国内外を問わず活発化している。しかし、エネルギー政策は従来、国策的要素が強く、当事国の日本でさえ情報不足から必ずしも生産的な議論が行われているとは言えない。今ほど、過去を検証し現在を見つめなおすことで、その未来を展望することが求められている時はない。本シンポジウムでは、3.11以前からエネルギー分野で積極的な研究・活動を展開してきた専門家を招き、これまでの日本のエネルギー政策を検証するだけではなく、各国のエネルギー政策の考察を試みる。
| 日時 | 2011年11月26日(土)9:30~18:00 |
| 場所 | 池袋キャンパス 7号館1階 7102教室 |
| 対象者 | 本学学生、教職員、校友、一般 ※入場無料 |
| 内容 | 【パネルディスカッション1】 「これまでのエネルギー政策の検証および現状」10:00~12:00 GDPの一割を超えるエネルギー分野ほど、経済にとってその基盤となるものは存在しない。その一方でこれまでの日本のエネルギー政策、特に電力をめぐる政策はそうした実情からかけ離れたものであった。その結果が、福島第一原子力発電所事故という最悪の形で露呈したとも言える。本パネルでは、これまでの日本のエネルギー政策を検証することでその問題点を明らかにし、現状の課題を整理する。 《プレゼンター》 児玉 龍彦 氏(東京大学先端科学技術研究センター教授) 「原発事故の被災者の今後」 吉岡 斉 氏(九州大学比較社会文化研究院社会情報部門教授) 「日本の原子力発電政策の構造」 金子 勝 氏(慶應義塾大学経済学部経済学科教授) 「福島原発事故以降のエネルギー政策をめぐる対抗」 《討論者》 マルティン・シュルツ 氏(富士通総研上席主任研究員) 【パネルディスカッション2】 「フクシマと世界のエネルギー政策」13:00~15:00 フクシマの衝撃は、日本経済だけではなく世界中にあらゆる影響を及ぼす結果となった。特にエネルギー政策という国家の最重要政策が、世界中で再検討されている現状は、今回の衝撃の大きさを物語っている。中でも、温暖化対策の切り札のように扱われてきた原子力発電は、改めてその危険性が問題視されている。世界は3.11とフクシマをどのようにとらえているのか。そこから日本が得るべき教訓を探る。 《プレゼンター》 郭 暁斌 氏(中国現代国際関係研究所) 「中国から見たフクシマショックと原発への影響」 ユ・ジョンミン 氏(エネルギー気候政策研究所) 「韓国から見た原発の将来」 アンドリュー・デウィット(経済学部経済政策学科教授) 「スマートパワーとスマートシティの政治制度」 《討論者》 ミランダ・シュラーズ 氏(ベルリン自由大学比較政治学部教授) 【パネルディスカッション3】 「今後のエネルギー政策および日本経済の展望」15:30~17:30 これからの日本はどうあるべきなのか。基盤となるエネルギーはどうするのか。期せずして環境・エネルギー危機のフロントランナーとなった日本が、この危機を好機に昇華すべく、どういった役割を演じなければならないのか。パネル1、2の議論も踏まえ、東北の復旧復興にとどまらず、「持続可能な日本経済の新たな形」を提案する。 《プレゼンター》 山下 紀明 氏(環境エネルギー政策研究所主任研究員) 「地域と都市の自然エネルギー推進」 マルティン・シュルツ 氏(富士通総研上席主任研究員) 「エネルギーの生産性―日本のエネルギー市場の解放によるチャンス」 大林 ミカ 氏(自然エネルギー財団アドボカシー助成事業部ディレクター) 「フクシマの経験がもたらすもの:持続可能なエネルギー社会と日本の転換」 ミランダ・シュラーズ 氏(ベルリン自由大学比較政治学部教授) 「フクシマがドイツと世界に与える影響」 《討論者》 金子 勝 氏(慶應義塾大学経済学部経済学科教授) |
| 申込 | 事前の申込が必要です。 参加を希望される方は、こちらのメールアドレスから 氏名・所属を経済研究所事務局までお知らせください。 |
| 共催 | フリードリヒ・エーベルト財団 |
| 問合せ先 | 経済研究所事務局 TEL:03-3985-4121 メールでのお問い合わせはこちらから |
| 備考 | 詳しいチラシはこちらから |