一人の優れた作家の文学的営みは、それ自体どんなに自立性を志向するものであろうとも、多様なファクター、時には作家が属していたのとは異なる文化圏からの深い影響を受け、また必然的にさまざまな反響を同時代あるいは後代の文学、文化に及ぼさざるを得ない。今回のシンポジウムでは、フランス十九世紀最大の小説家の一人であるギュスターヴ・フローベールを取り上げ、その作品や思想がヴァレリーやサルトルといった二十世紀の文学者、哲学者たちに与えたインパクトを探り、またその美学が西洋とオリエントという異文化間の出会いに何を負っているかを考察したい。本シンポジウムは、フローベールの専門家2名に加えて、ボードレール、ヴァレリー、サルトルの専門家を参加者に、文学をインターセクショナルな関係において捉える試みである。
| 日時 | 2010年5月8日(土)14:00~17:00 |
| 場所 | 池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール |
| 講師 | ■Gisèle Séginger氏(ジゼル・セジャンジェール/パリ東大学) 《講師略歴》 1956年生まれ。パリ高等師範学校(フォントネー=オ=ローズ校)出身。パリ第8大学文学博士。ストラスブール第2大学助教授、同大学教授を経て、2004年よりパリ東(マルヌ=ラ=ヴァレ)大学教授。主著に『フローベール、歴史の詩学』(2000年)など。 ■塚本 昌則氏(東京大学) 《講師略歴》 1959年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。パリ第12大学文学博士。現在、東京大学大学院准教授。主著に『ポール・ヴァレリー『アガート』―― 訳・注解・論考』(共著・1994年)など。 ■鈴木 啓二氏(東京大学) 《講師略歴》 1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。パリ第3大学文学博士。現在、東京大学大学院教授。主著に『フランスとその<外部>』(共著・2004年)など。 ■澤田 直(本学文学部教授) ■菅谷 憲興(本学文学部教授) |
| 対象者 | 本学学生、教職員、校友、一般 |
| 受講料 | 無料 |
| 申込 | 不要 |
| 通訳 | なし(使用言語:フランス語) |
| 主催 | 文学部文学科フランス文学専修 |
| 問合せ先 | フランス文学専修(人文科学系事務室内) TEL:03-3985-2530 |