| 日時 | 2009年11月14日(土)16:30~19:30 |
| 場所 | 池袋キャンパス 8号館2階8202教室 |
| 対象者 | 本学学生、教職員、校友、一般 |
| 内容 | ■第1部 16:30より 《講師》網野 徹哉 氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授) 《講師紹介》アンデス社会史/ラテンアメリカ史専攻。主な著書、『興亡の世界史12インカとスペイン 帝国の交錯』(単著、講談社2008)、ラテンアメリカ文明の興亡(世界の歴史第18巻,共著、中央公論社、1997)、「女たちのインカ」(『歴史の文法』分担執筆、東京大学出版会、1997)、史料学入門 (共著、岩波書店,2006)、「インカの欲望」(『他者の帝国』関雄二他編、世界思想社)など。 《演題》「天使と悪魔~植民地社会における宗教と権力をめぐって」 内容:16世紀の半ば、ペルー副王領の首都リマに住む裕福なクリオーリョ女性に、何ものかが憑依した。悪魔なのか、あるいは、良き霊・天使なのか。イエズス会士による大がかりな悪魔払いが施され、リマ市中は騒然となる。一方、あるドミニコ会士はこの女性に憑いた霊を「天使」であると確信し、その声を植民地社会変革のための聖なるメッセージとみなして、大胆な政治的・宗教的ヴィジョンを抱きはじめた。彼はリマの異端審問所に連行され、獄中で千年王国主義的革命の構想を深化させたのち、結局は火刑に処せられ、社会から抹消される。この事件を通し植民地社会における宗教と政治との関係を探る。 ■第2部 18:00より 《講師》大串 和雄 氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授) 《講師紹介》ラテンアメリカ現代政治(特にペルー)。 主な著書、『軍と革命―ペルー軍事政権の研究』(東京大学出版会、1993年、第10回大平正芳記念賞受賞)、『ラテンアメリカの新しい風―社会運動と左翼思想』(同文舘、1995年)、「イベロアメリカの自由民主主義、社会民主主義、キリスト教民主主義」日本政治学会編『三つのデモクラシー―自由民主主義・社会民主主義・キリスト教民主主義』年報政治学2001(岩波書店、2002年)等。 《演題》「民主化・内戦後の司法に課せられるもの~フジモリ裁判と世界の潮流」 内容:独裁政権や内戦を克服した国々は過去の人権侵害・人道犯罪にどう対処するのか。具体的には、それらの犯罪の実態調査、加害者の責任追及、補償、国家による謝罪などをどう組み合わせて実施するのか、あるいはしないのか。とりわけ1990年代以降、国際社会ではこの問題が大きな関心を呼んでおり、近年では「移行期の正義」(Transitional Justice)と名づけられた新たな研究分野を生み出している。1980年代以来いち早くこの問題に取り組んできたラテンアメリカの事例のなかでも、責任者を自国で裁くことに踏み切ったペルーの例は世界から高い評価を得ている。ラテンアメリカ全般の流れをふまえながら、フジモリ裁判の現況を解説する。 |
| 受講料 | 無料 |
| 申込 | 不要 |
| 主催 | ラテンアメリカ研究所 |
| 問合せ先 | ラテンアメリカ研究所 TEL:03-3985-2578 late-ken@grp.rikkyo.ne.jp |
| 備考 | ラテンアメリカ研究所HPはこちら。 |