貧しい国バングラデシュでも、さらに貧しい辺境のチッタゴン丘陵に住む人々。主流派のベンガル人と周縁化されてきた先住民の人々との葛藤を通して、現代世界の問題を鋭く描き出したドキュメンタリー映画『コルノフリの涙』を上映する。上映後、国際交流基金・国際文化会館共催「アジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム」2009年度フェローとして来日中のタンヴィール・モカメル監督と、バングラデシュの事情と国際協力の分野に詳しい福澤郁文氏に、内容に踏み込んだ対談を行っていただく。学生、校友、一般の方々とともに、現代世界の抱える貧困や差別について考える機会としたい。
| 日時 | 2009年10月24日(土) 14:00~16:30 (開場13:30) |
| 場所 | 池袋キャンパス 4号館4406教室 |
| 講師 | Tanvir Mokammel(タンヴィール・モカメル)氏 バングラデシュを代表する映画監督、作家。ダッカ大学で英米文学を専攻後、左派系ジャーナリストとして働いたあと、バングラデシュ全土の農民を組織する左派系活動家として活躍。その後、大学時代から関心の高かった映画の世界で本格的な活動に入る。これまで5本の長編映画と11本のドクメンターリーを作成し、その社会性の高いテーマに対する国内外の評価は高い。映画祭での受賞作品も多数。ベンガル民謡ラウルの作曲家ラロン・フォキルの生涯を描いた『ラロン』(2004年)、貧しい村に偽りの寺院を作りイスラム聖職者になりきる男を描いた『根のない樹』(2001年)、チッタゴン丘陵地帯の先住民族と入植者との対立を描き、バングラデシュ国内では上映禁止となったドキュメンタリー『コルノフリの涙』(2005年)などは、日本でも上映された。作家としても多彩で、新聞への寄稿のほか、詩、短編小説、文芸批評など数多くの作品を執筆。 福澤 郁文 氏 グラフィックデザイナー、(株)デザインFF代表。 雑誌や本のデザインを中心に、国際協力や開発教育などの編集デザインを多く手がけている。アート系ワークショプのファシリテーター。亜細亜大学で[国際NGO論」、桑沢デザイン研究所で「視覚伝達論」などの講師を努める。バングラデシュの独立戦争(1970年)直後に復興ボランティアとして現地に渡り、帰国後、海外協力の市民活動を立ち上げる。それ以来、約40間、シャプラニール=市民による海外協力の会をはじめ、開発教育、APEX、ジュマネットなどでNGOの活動を担ってきた。アジアの旅と音楽を楽しみ、特にバウルなど豊潤なベンガル文化に強く魅かれている。 |
| 対象者 | 本学学生、教職員、校友、一般 |
| 内容 | 《第1部》14:00~15:00 上映 『コルノフリの涙』 《第2部》 15:15~16:30 対談 「『コルノフリの涙』から見えるチッタゴン丘陵の人々、その歴史」 タンヴィール・モカメル監督と福澤郁文氏 |
| 受講料 | 無料 |
| 申込 | 不要 |
| 主催 | 立教大学法学部 NGOジュマ・ネット |
共催 | 国際交流基金&国際文化会館 「アジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム」 |
| 問合せ先 | 竹中千春(法学部教授) TEL:03-3985-2933 |