公開研究会「移民の社会統合 − 西欧の経験から学ぶ多文化共生社会構築の課題と可能性」

INFORMATION

  • 2018年11月10日(土)14:30~18:00
  • 池袋キャンパス 9号館2階 9000教室

法務省によると2017年末現在における在留外国人数は256万人を超え、過去最高となった。
さらに政府は、2018年6月に、人手不足が深刻な業種を対象に外国人労働者の受け入れ拡大を表明した。このような趨勢の中で、日本は実質的に多民族国家に突入しつつあると言える。
しかし、高度人材を除く外国人労働者の労働条件や生活保障、さらにその子弟の教育など種々の局面で深刻な問題が生じている。これは外国人受け入れに必要な社会経済的制度が整備されていないことや、地域社会に外国人と共生していく態勢ができていないことによると言える。現在、外国人や異文化背景を持つ若者の社会的排除に起因する種々の社会問題が生じており、外国人の社会統合と多文化共生に向けての条件整備は日本社会にとって喫緊の課題である。
今年度、コミュニティ福祉学部を受入組織として欧州における移民研究の拠点の一つであるライデン大学社会史研究所から新進気鋭の研究者を招聘することとした。この機会を活用し、同者による西欧の移民政策の変遷について講演会を企画した。さらに、日本における移民研究を長年先導してこられた社会学者の宮島喬氏およびオランダの移民政策を学ぶ若手研究者である小山友氏を指定討論者として招聘し、移民の統合に関する西欧の経験から学びつつ、今後いかにして日本型多文化共生社会を築いていくべきか、公開研究会を開催して参加者と共に考察していきたい。

講師等

企画・司会

本学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科 教授
小長井 賀與

基調講演講師

ライデン大学人文学部社会史研究所講師・2018年度本学招聘研究員
Dr. Marion Pluskota

ライデン大学社会研究所講師。歴史学者。2012年から2016年までライデン大学社会史研究所プロジェクト研究員、2017年度からは同大学院で移民の社会統合史、移民の犯罪者化、学部では論文作成法等の教鞭を取っている。「犯罪とジェンダー」史を研究。

指定討論者

お茶の水大学名誉教授、元本学社会学部教授
宮島 喬 氏

社会学者。フランスの社会学者E.デュルケムやP.ブルデュー研究のほか、日本における移民研究を先導してきた。編著『ヨーロッパ・デモクラシー 危機と転換』(岩波書店、2018)、単著『フランスを問う − 国民、市民、移民』(人文書院、2017)等著作多数。

千葉大学人文公共学府人文公共学専攻博士後期課程学生
小山 友 氏

千葉大学博士後期課程学生、人文公共学専攻。オランダにおける排外主義を研究。口頭発表「国家形成とエスニック・マイノリティ-現代オランダ社会にみるイスラム系移民の相克」(科研費新学術領域研究「グローバル関係学」若手研究者報告会、早大、2018)。

通訳

Senior Lecturer, Oxford Brookes University, UK
Dr. Jason Danely

California 大学人類学博士。研究テーマは超高齢社会で生活している高齢者の死生観。2013-14 年科研費助成を受け、京都大学で介護者支援について研究。2014 年より現職。2018 年国際交流基金日米センター安倍フェローとして、日英の高齢受刑者社会復帰を研究。

詳細情報

名称

公開研究会「移民の社会統合 − 西欧の経験から学ぶ多文化共生社会構築の課題と可能性」

内容

演題「西欧の移民政策の変遷 — 歴史学者の視点から」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

コミュニティ福祉学部

後援

平和・コミュニティ研究機構、日本犯罪社会学会

備考

お問い合わせ

学部事務5課(コミュニティ福祉学部担当)

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