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戸羽太陸前高田市長からの感謝のお手紙

2012.01.12

2011年8月7日から9月15日までに実施した夏季陸前高田支援ボランティアに参加した学生たちによる「活動ふりかえりレポート」を戸羽太陸前高田市長にお送りしたところ、市長より感謝のお手紙が届きましたので、ご紹介します。

お手紙(全文)

ボランティアに参加して頂いた皆様へ

 立教大学2011年度夏季陸前高田支援ボランティアに参加して下さいました皆様に市民を代表し、心から感謝を申し上げます。
 立教大学と本市は長年にわたり御縁を頂いておりますが、今回東日本大震災で壊滅的な被害を受けた陸前高田市に沢山の学生諸君がボランティアに来て下さった事は、言葉にできない程嬉しく思っています。
 皆さんのレポートを読む時間がなく、今日まで御礼も言えずに歳月が経ってしまい申し訳ありません。レポートを全て読ませて頂き思った事は、人間て優しいな。まだまだ日本も捨てたものじゃないな。という事でした。
 絶望という言葉があります。
 私自身46年間生きてきて、生まれて初めて「絶望」というものを感じました。妻を亡くし、二人の子供をどうやって育てていくか。市長として陸前高田市を再生できるのか。普段は強気な性格である私が、まさに身動きひとつとれない「絶望」の中にいました。
 しかし、そんな私を絶望の淵から救ってくれたのは人々の優しさでした。失ったものは本当に沢山あり過ぎますが、一方で得たものも沢山ありました。
 人は一人では生きていけないなどと歌の歌詞だけの世界と思っていましたが、日本中から、世界中から頂いた励まし、優しさにより今日も何とか頑張れているのだと思っています。
 皆さんがボランティアで経験された事、感じた事は皆さんの今後の人生に必ず生かして下さい。多くの犠牲の上に皆さんの経験があったという事を忘れないで下さい。
 私たちは必ず陸前高田市を世界に誇れる美しい町として復興させます。
 復興には長い長い時間がかかります。
 皆さんもその頃には結婚され、お子さんもいるかもしれませんね。
私たちが復興を遂げた時、どうかご家族で陸前高田市にいらして下さい。そして奥様や旦那様、そしてお子様にボランティアに来た時の話をしてあげて下さい。
 まとまらない文章で申し訳ありません。
 皆様、本当にありがとうございました。

平成23年11月22日
陸前高田市長
戸羽 太

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