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概要

20150714rikkyo

プロジェクト研究報告「経済学部における情報リテラシー教育の向上と継承に関する研究」Ⅰ. メディアセンターの教育研究基盤を利用した全員履修型情報教育1.新座キャンパス1 年次1 日利用時代に始められた情報教育経済学部では、1990 年代半ばに、基礎ゼミナール、情報処理入門、経済学をセットにした初年次教育を開始した。当時はまだ1 学年1,000 名というマスプロ教育であったが、せめて初年次においては少人数教育を実現しようと新座キャンパス1 年次1 日利用施設を使って一歩を踏み出したわけである。情報処理入門を新座キャンパスで開始したのは、まとまった台数の学生用PC がここではじめて導入されたからである。学生も教員も週1 日だけ新座キャンパスに出かけて学習するわけであるから、これほど効率の悪いことはない。ほかの曜日は池袋キャンパスで授業があるため、学生は情報処理について予習も復習もできない状況であった。現在は新座に3 学部存在するが、当時はまだなかったため全体に殺伐としたキャンパスであった。また、まとまった台数の学生用PC といってもPC98 や東芝などが混在し、使いづらいうえ、磁気媒体は3.5 インチのFD であるなど、今考えると想像を絶する世界での情報教育の開始であった。しかし、ここで一歩を踏み出さなかったら今日の展開はなかったと思われる。2.必修ではないが1 年生のほぼ全員が情報処理入門を受講その後、新座キャンパスでも新学部が設置され、池袋キャンパスでのPC 教室の整備も進められ、新座1 年時1 日利用は解消されることになった。また、学生教員比(SF 比)の見直しも進められ、経済学部の学生定員も1 学年670 人というところに落ち着いてきた。ということは、学生数が多過ぎるから何ができないといった言い訳はできないことになり、経済学部においても教育充実の取り組みが本格化することになった。経済学部か初年次教育やキャリア教育の充実で立教GP に積極的に申請するようになったのには、こうした背景があるからである。さて、1 年次の情報処理入門であるが、入学後最初の履修登録時に、秋学期の情報処理入門2 も含めて自動登録をする。必修ではなく、登録取り消しをすることもできるが、あえてそうする学生はほとんどいない。ということは670 名もの学生を収容し、授業を成り立たせるようなクラス配置をしなければならないということである。しかも、基礎ゼミナールのクラスとの対応も考慮しなければならない。授業担当者の確保という問題もある。こうしたいろいろな点に配慮して、情報処理入門については11 クラスを設けることになった。11 クラスということは1 クラス60 名強ということになる。正課のコンピュータ実習授業としては多過ぎるというのが世の常識である。もっとクラス数を増やすべきという意見もあるが、授業担当者の数の確保という点を考えると11 クラスが限度である。それに、経済学部の1 年生の授業だけで週に11 コマ分PC 教室を占めてしまうのは教67