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概要

20150714rikkyo

ているのかを事例から分析してみた。資料のグラフを見ると、緑色が家族農業をあらわしており、世界において食料を提供しているのは家族農業であり、大半を占めている。少ないがパームオイルにおいても重要な役割を果している。次は効用面において、農業に携わっている13 億の労働者のうち、広大な大多数が家族農業による。なぜならば、多くの国で企業農業がまだ確立されていないからである。なので、サハラ以南のアフリカや南アジアにおいて家族農業が雇用の分野において非常に重要である。そして、中国においても家族農業の役割が今後問われていくと思われる。そして、先進国においても停滞していく経済の長期的な回復においても家族農業の役割が重要になってくると思われる。また、家族農業の社会的役割も非常に重要である。社会の団結、家族の団結というのは社会のセーフネットをつくる中でも非常に重要である。しかし、家族農業の中の社会関係において問題が残っていることはよくある。例えば、ジェンダーにおいてもこれから進化していくべき側面がある。特に女性や若い子どもたちの立場が望ましくない場合がある。そして、まだ統計がはっきり出ていないという現状があるが、自然資源の管理において家族農業がいい実践を残していないという証拠は決してない。ただし、すべての家族農業が必ずしも持続可能な形で自然資源を管理するとは限らない。しかし、この時に重要なのは家族農業が置かれている環境である。家族農業を営んでいる人たちが生態系の知識をきちんと持っている場合は自然資源を有効にかつ持続可能に管理できる例がある。なので、家族農業は持続可能な形をとることはできるが、そのためには支援が必要である。次は、古いパラダイムから新しいパラダイムへシフトするためにはビジョンを変える必要がある。それには何が必要なのか。発展途上国においても先進国においても、まず第1 に、小規模農業経済の自律性を広い意味で再発見する必要がある。自立性には、上流と下流の要素からの自立性、オルタナティブな技術システムを試みるための自立性、金融機関からの自立性、市場の基準からの自立性、農場と農場活動を構成する上での自立性があり、狭い従来の発展経路から家族的組織を保身する態様でオープンなオルタナティブなモデルへビジョンを変えることを提案する。第2 に、家族農業の役割を強化するための政策のミックスである。農業だけに焦点を当てた政策ではなく、包括的に政策を考えなければならない。特に、社会政策と農業政策との関連が非常に重要である。最後に、パラダイムのシフトは決して簡単なものではない。今までの方式では今後対応ができなくなる。オーダーメイドの発展戦略がより求められる。家族農業と家族領域と生産ユニット間のリンクをきちんと考えてそれを取り組んでいけば、この自体が解決策の一部になりうる。これを実現するには大きな公共政策が必要であり、それを強化しなければいけない。ご清聴ありがとうございました。14