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概要

20150714rikkyo

どん目に見えてきている。さらに、経済面でも環境面でも持続可能ではないことも見えてきている。特に、農業を営む人々にとって借金の問題が大きくなるだろう。今まで行われてきた農業の開発の結果、生産の大きなギャップが生じており、農業に携われている人たちの中で、2%だけが緑の革命を通して開発された機械などを使える立場になっている。今世界で競争するときに評価される生産性というのは労働に対する生産性になっており、この2%の人たちは動物を使って農業を営んでいる人たちの30%に比べて200 倍以上生産性が高い。この30%は農民の分け方に基づいたら2 つ目に当たる人たちであり、このグループは2%の人たちと競争していくことになるが、あまりにも生産性のギャップが大きいために、非常に不公平な状況に置かれて競争ができないところである。3 つ目は、雇用の問題が大きい。特に、サハラ以南のアフリカと南アジアにおいて深刻である。都市部に住む傾向が出ており、増える労働者の雇用をどうすればいいのかが問題になる。なので、多くの発展途上国においては従来の発展経路をそのまま辿ることは明らかにうまくいかない。これは途上国だけではなく、先進国においても従来の発展経路をこのまま続けることに将来性がないとされている。なので、パラダイムのシフトが必要とする。そして国際農業年を祝っており、その考えの中で、家族農業は発展途上国と先進国においてパラダイムシフトに向けた展望を提供することができるのかどうかについて考えていきたい。しかし、そこにはパラドックス(矛盾)があり、家族農業年を祝っているが、家族農業というカテゴリーは安定されておらず、家族農業に対する統計もきちんとまとまれていない。なので、家族農業を総合的に定義することが重要である。では、家族農業とは何なのか。われわれにとって家族農業というのが大事なのは家庭と生産のユニットがつながっていることである。この繋がりが強くなるほど、家族農業になり、弱いもしくはない場合は企業農業になる。家族農業と企業農業の間には多様な形の農業がある。3 つのカテゴリーがあり、これを定義する際の重要な要素は労働であると思われる。1 つ目の家族農業とは家族の領域と生産活動が有機的なリンクを持ち、家族の労働だけを活用し、長期契約労働を排除する形態の農業である。2 つ目は家族農業の要素を持ちながら企業農業の要素を持ち合わせたものであり、家族の労働者だけではなく、契約労働者も働いている。最後に、企業農業になると、家族労働との関係は断ち切られ、そこで働いているのはみんな契約労働者である。労働を軸にこの3 つのカテゴリーに分けた後、他の要素においてカテゴリーごとに定義づけるのが可能になる。このように家族農業を定義づけると非常に多様な形をとっていることがわかる。すべての大陸と生態系に広がっている。そして広い範囲の技術的な知識を基礎にしている農業の形である。そしてすべての種類のチャネルで市場と結びついている農業のあり方である。このように家族農業を定義付けたところで、家族農業が世界の生産へどのように貢献し13