ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

20150714rikkyo

次の政策においては国レベルの政策が必要である。農業の形が変化していくことにあたって、それに対応できる多様な政策が必要であり、これは国レベルで行わなければいけない。小規模農業というのは、今も既に変化しつづけている農業の老けの一つの要素であり、決してこれはその先なくなってしまうというふうに考えなくてもいいだろう。グラフを見ながら、世界中(フランス、インド、ブラジル、アメリカ)で農業がどのように変わってきたのかをみていく。世界レベルで見ても小規模農業が一番多いし、2ha 以下が85%、5ha 以下になると95%を占めている。これは南半球に限るものではなく、欧州連合においても小規模農家(10ha 以下)が80%を占めている。なので、彼らの未来を考えていく時には、彼らが農業を辞めて別の仕事を探すのか、それとも多様化する農業の形、あり方の中で彼らの役割が重要になるのではないか。報告書の中で述べているのは、小規模農業は非常に重要であるとのことである。そして、国の成長、食料保障においても非常に重要な役割を果している。社会的な役割も果している。小規模農家が直面するリスクには、資産レベル、市場へのアクセス、制度があり、特に、制度がうまく機能していないとそれ自体が小規模農業にリスクを与えるし、他のリスクを作り出す原因ともなる。政策を変えることができれば、小規模農業をなくす方法をとらずに農業の今後のあり方を変えていくことができるだろう。報告書のまとめ方を紹介する。まず、いろいろな形の資産に投資することがカギになり、農業の規模及び面積だけが重要なのではない。そして、投資の質を上げるために、必要不可欠になってくるのが集団行動支援への投資、ルールや規則への投資、開発戦略への投資である。市場においては3 つの路線で同時に投資することを進める。1 つは市場へのアクセスを有力するためのインフラへの投資であり、2 つは、市場の効率性を上げること、最後に、ルールや規則を通じて小規模農家たちがこれらを強化できるようにサポートすることである。小規模農業のあり方を考えると、生産的資産、家族の財産、労働という3 つの財産があり、家計の負担を減らすことが他の投資をサポートすることにつながる。ここで、重要視したいのは政治的な意志、国レベルでの戦略がなければこれは可能ではないことである。そして、政治的な意志と戦略の中には、小規模農業が今後の課題としてちゃんと位置づけられ、この先実施される政策やプログラムの中にも位置づけされることが重要である。これにおいてキーワードは政策のコーディネーション、権利、市民権である。なぜならば、小規模農家がいる多くの国では、まだ個人として社会に参加できていないという事情があるからである。最後に、これからは小規模農業においてもNew Deal が必要であるだろう。ご清聴ありがとうございます。11