体育会の新人全員が参加する「フレッシャーズキャンプ」

「立教スポーツ」編集部 社会学部メディア社会学科3年次 三平 敬太

2018/09/25

アスリート&スポーツ

OVERVIEW

毎年、8月の上旬に開催されるフレッシャーズキャンプ(以下、フレキャン)は、立教大学体育会の新入会員全員が参加する恒例の一大イベントです。今年も、例年通りつくばグランドホテル様のご協力の下、8月1日~5日の5日間に総勢700人以上が参加し、プログラムが進められました。

フレキャンって…?

総合司会を務めた小林さん

フレキャンとは、体育会本部(※)が主催する新体育会員(以下、フレッシャー)向けの一大イベントです。体育会に所属する51部56団体(2018年4月時点)がフレキャンを通じて体育会への帰属意識を育みます。
今年は8月1日~3日のA日程、8月3日~5日のB日程で開催。各日程とも300名以上が参加し、総合司会を体育会本部の小林桂子さん(経済学部経済政策学科3年次 「立教スポーツ」編集部)が務めました。フレッシャーは、約20人の班(キャビン)に分かれて過ごし、ともに体育会について学んだり、食事をしたりすることで親睦を深めます。また、各キャビンには3年生のトレーナーが付き、体育会のヨコのつながりだけでなく、タテのつながりも築いていきます。普段の部活動では関わることのなかった部の部員と出会い、新しいつながりを結んでいく様子が、今年も多く見受けられました。

※体育会本部は、体育会の最高機関であり、大学と連携をとりながら活動を行う自治組織です。

体育会について学ぶ

キャビンミーティング中の様子

各団体から参加したフレッシャーたちは、キャビンミーティングと呼ばれるキャビンごとのワークで立教大学体育会に所属する上で知っておくべき知識や歴史について学び、あらためて体育会員としての自覚を持ちます。そこで学んだ成果は、オリエンテーリングやスタンツ大会で発揮されます。オリエンテーリングは、トレーナーやスタッフが出題者となるクイズ形式で、キャビンごとにポイント対決。続くスタンツ大会は、キャビンごとに体育会やフレキャンにまつわる内容の出し物を発表します。今年は劇やフレキャンあるあるなどを披露し、大いに盛り上がりました。また、各日程最終日に行う講演会では、柔道部の青木佑馬さん(経営学部国際経営学科4年次)と「立教スポーツ」編集部の大宮慎次朗さん(経済学部経済学科4年次)の2人の先輩を招き、体育会で過ごしてきた4年間を振り返っていただきました。A、B日程ともにメリハリをつけ、円滑な進行で無事にプログラムを終えることができました。

今年のテーマは「新風」

盛り上がりを見せたスタンツ大会

フレキャンでは毎年テーマを定め、それに沿って運営していきます。今年は、「新風」(=新しい考え方や刺激のこと)をテーマに掲げ、フレッシャーやトレーナー同士の交流を重視して例年よりもディスカッションの機会を増やす取り組みを導入。キャビンミーティング中は、他の部活の仲間同士やトレーナーと意見を出し合い、多くの新風を吹かせることができました。参加したフレッシャーは、自分たちの部について思うことや半年間続けてきて感じることをともに語り刺激し合うことで、今後の部活動に今回受けた新風を還元していきます。

参加者の声(アンケートより抜粋)

体育会本部3年生とB日程に参加したトレーナーの集合写真

「体育会は自分の部活内での繋がりが強い分、他部活との交流がなかなか出来ないので、他部活の色々な子と話ができたのはとても良い機会だったと思う。それぞれの部活でのルールや苦労も聞けて、自分だけじゃないのだと思えて頑張ろうという気になった」 「体育会に入って大変なことが多いが、同じような経験をしている同級生がいることを強く感じられて、心の支えになった」 「他の部活とも関われるとっても素敵な時間を持つことができました。フレキャンという一生に一度の思い出に残る行事を開催するにあたり、ご尽力された全ての方に感謝したいです」 「厳しい部活の練習を乗り越えている同じ境遇の仲間と出会って、色々話すうちに体育会を続けていこうと前向きに思えた。自分だけが苦労している訳ではないと知ることができたので、めげずに頑張りたい」など。

A日程スタンツ大会後の全体写真

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