大学院について:About the Graduate school

研究指導担当教員

研究指導を担当する教員の研究テーマ、担当授業科目は下記のとおりです。
氏名の後に * 印をつけた教員は、博士課程後期課程の研究指導は担当しません。

浅井春夫 教授

児童福祉政策・実践の研究およびセクソロジー(人性学)を研究領域としている。具体的なテーマとしては、子どもの貧困、児童養護問題の分析、児童福祉実践論、子育て支援システム研究、保育問題、社会福祉労働状態史などを研究している。また、子どもの性的発達研究、性的マイノリティ問題研究、性暴力問題の研究(性的虐待、DV)、性教育の実践づくりなどを研究している。

飯村史恵 准教授*

権利擁護活動のフィールドワーク等を背景に、新たな時代に求められるソーシャルワーク実践モデルを追究していきたいと考えている。主な関心領域は、①権利擁護、苦情解決、サービス評価等利用者主体のサービス実現に必要なシステム構築②地域を基盤としたソーシャルワークと住民参加の方法論③事業所の特性に応じた福祉マネジメントなどである。

河東田博 教授

12年にわたる入所施設での労働体験と5年にわたるスウェーデンでの研究活動を拠り所に、日本とスウェーデンとの比較検討を通して、主に、知的なハンディキャップをもつ人々の ①生活の質・権利擁護 ②政策決定への参加・参画 ③セクシュアリティ ④入所施設から地域の住まいへの移行、などの研究テーマに取り組んでいる。ノーマライゼーション、自己決定、人権が研究の主要キーワードである。

芝田英昭 教授

福祉国家における「労働力の脱商品化」は、社会保障給付(現金給付、現物給付)を通して行われるが、資本家は労働力の脱商品化に一貫して反対する。労働力の脱商品化の「高度化」は、社会保障の質的・量的水準によって決まる。21世紀における日本の「社会保障政策」をどのように構築するのか、政策論からアプローチしている。また、ここ15年来、日本とニュージーランドの医療・年金政策の比較研究を行っている。

服部万里子 教授 (2012年3月 退職予定)

病院で10年勤務後、高齢社会に関する研究所を作り20年になる。介護保険やケアマネジメントが主要な研究テーマである。①介護保険の制度と利用者主体のありかた。②在宅高齢者の虐待予防とケアマネジメント、③ケアマネジメントの公平中立性・専門性を確立していくことを目標にしている。NPOを設立してケアマネジメント単独活動を10年間続けており、理論の実践への適用と、現場実践の理論化を進めている。

杉山明伸 准教授

医療ソーシャルワーカーとして、精神科領域を中心に、緩和ケア・一般急性期・リハビリなどの分野で実務に従事し、現任者団体の運営にも関わってきました。この間、ソーシャルワーク実践に先行する"素養"を実感していました。この内容の解明と、鍛錬可能であるとすれば、より具体的なプログラムの開発が自分の課題と認識しています。

松山真 教授*

ソーシャルワークは、法的枠組みを超えて生活全般を対象とし、あらゆるものを活用する創造的思考です。ソーシャルワークの価値、視点は抽象的な概念ですが、実践においてはこれを具体化していくことが求められています。ソーシャルワーク理論、価値についての実践的解釈を目指し、社会の大きな変化の中でソーシャルワークは何ができるかを考えています。

森本佳樹 教授

専門は、地域福祉、コミュニティワーク、福祉情報、福祉計画、地域ケアシステムなど。とりわけ、①要介護高齢者を中心とした地域ケア、②社会福祉協議会や小地域福祉活動の実践、 ③地域福祉の基盤としての福祉情報、④地域福祉計画等の策定・推進方策、⑤自治体や生活圏域レベルでの福祉マネジメントなどを、連携・組織化・ネットワーク化・システム化などメゾ領域からのアプローチを通して研究している。

湯澤直美 教授*

「家族」と「ジェンダー」の視角から、社会福祉政策・実践・生活問題を再検討することを研究テーマとしている。具体的には ①家族差別をめぐる実証分析と多様な家族の共生社会の存立基盤に関する研究、 ②「家族と暴力」をめぐるジェンダー分析、 ③社会福祉政策と女性政策のダイナミズムに関する理論の構築、などに取り組んでいる。

河東仁 教授

宗教心理学的な観点から見た、日本の文化史と思想史の研究を主たるテーマとする。具体的には、日本の古典文学の中で、夢に対してどのような宗教的な意味づけがなされているかを作品ごと、そして時代ごとに考察する中で、わが国の精神史の一端を明らかにする作業をしている。ここしばらくは、中世に焦点をあてていきたい。

北島健一 教授

社会経済学の観点から、NPOや協同組合など民間の非営利の事業体を素材にして、経済=市場経済という一面的な見方を問い直し、多元的な経済のあり方を研究している。最近は、就労支援、社会サービス、地域づくりの分野の社会的企業と呼ばれる新しいタイプの事業体、およびそれを支える公共政策に関する研究に取り組んでいる。

空閑厚樹 准教授*

バイオエシックス(生命倫理学)の諸課題一出生前診断、インフォームド・コンセント、移植医療、終末期医療など―について社会的なコンテキストに遡って研究をしている。さらに、具体的な社会状況に依存せざるを得ないこれらの課題に対して、一定の普遍性をもった人間観を提示することの限界と可能性を研究課題としている。

小長井賀與 准教授*

少年非行の変遷は、時代状況を反映する。また、少年司法制度や少年への各種支援のしくみは、少年に対する社会の意識や人間関係のあり方に規制される。そういう視点をもちながら、我々の社会に可能な非行少年への支援の方法やネットワーク形成のあり方について考え、実践していきたい。

坂田周一 教授

主な関心領域は、①福祉政策の諸原理・福祉国家・福祉社会論、 ②貧困・不平等を中心にした福祉政策問題、 ③ヒューマン・サービスの組織・運営・行財政・資源配分問題、 ④コミュニティにおけるソーシャルポリシー(コミュニティ政策)、⑤社会福祉計画や福祉サービスの効果評価などに活用される社会福祉リサーチ法である。

三本松政之 教授

研究領域は、福祉社会学、地域社会学で、地域社会における社会的異質性と排除問題に関連し、「社会的弱者」論、外国籍住民とその生活課題、コミュニティ形成主体とNPO、福祉ボランティア論などをテーマとしている。現在は、外国籍移住生活者への生活支援に関わる日韓比較研究を進めている。

鈴木弥生 教授

1997年にバングラデシュを初めて訪問し、1999年からは継続して文部科学省科学研究費助成を受けるようになり、毎年のように現地に滞在している。これまで、バングラデシュで行われてきた日米主導による外国援助が農村の社会開発にどのような影響を及ぼしているのかという問題について調査を行ってきた。また、現地NGOを始めとする市民社会の活動とそれらの活動に参加する貧困層の生活状態[変化]を同地域での継続的な調査を通して明らかにすることで、市民社会の役割や貧困層への支援のあり方を検討している。

西村裕美 教授

近代の英米キリスト教思想史、特に、クェイカーの宗教思想を良心の自由の問題や女性の視点と関わらせて研究している。また、東アジアにおける日本の位置を意識しながら、韓国の民衆神学や韓国女性学をも研究テーマとしている。

原田晃樹 准教授*

地方自治・行政学の分野のうち、官民役割分担に関する領域(主に自治体と市民・NPOとのパートナーシップ(協働)政策やNPOへの事業委託、助成等の取組など)及びわが国の地方制度に関する領域(地域内分権、大都市制度、都道府県制、都道府県-市町村関係など)を主な研究対象としている。

福山清蔵 教授

臨床心理学と教育、福祉分野との接点、もしくは展開として主に実践的課題を研究している。とりわけ、福祉領域における臨床心理学的視点の再構築に取り組んでいる。近年は福祉心理学及び自殺予防学に特に関心がある。福祉の中の心理学の展開を課題としている。

藤井敦史 教授

阪神淡路大震災後の神戸におけるNPOのフィールドワークを継続的に行いながら、コミュニティ形成を基盤としたNPO固有の問題解決のあり方について、組織論や知識論を用いながら研究を行ってきた。現在は、欧州の社会的企業(コミュニティ・ビジネス)による、地域社会でのコラボレーション構築過程にも興味関心を持っている。

石渡貴之 准教授*

研究分野は環境生理学、温熱生理学で、体温調節におけるセロトニンやGABA等の脳内神経伝達物質の役割について研究を行っている。私達を取巻く生活環境の変化や生活習慣の乱れから生じる生体の様々な問題について、生理学的・神経科学的観点から物事を捉え、解決策を考えている。最近では睡眠に注目した幼児の生活習慣の地域差の調査や、眠気解消に向けた温熱生理学的検討も行っている。

大石和男 教授

神経生理学および健康心理学を基礎にして、健康やスポーツに関わる心理的要因について調べてきた。これまでの研究テーマは、「タイプA行動と生活習慣」、「スピリチュアルな価値観とウエルネス」、「首尾一貫感覚(SOC)とスポーツ」などである。これからは、SOCを高める方策をスポーツや価値観との関連から研究していきたい。

加藤晴康 准教授*

トップアスリートにおける筋・軟骨・骨などの運動器損傷は、時に選手生命にかかわる問題である。また、中高齢者における運動器機能の低下は、生活の質を下げるだけでなく、外傷、疾患のリスクを上昇させる。このような運動器における問題を医学の視点から、これまで基礎的実験を行ってきた。現在、打撲や肉離れなどの筋損傷が生じた時の筋再生に関する研究と、骨粗鬆症・骨代謝に関連する新しい治療薬の探究を行っている。

佐野信子 准教授*

スポーツ・体育、ウエルネスをジェンダーの視点から研究している。スーポツ・体育が内包するジェンダー・バイアスを検証し、ジエンダー公正なスポーツ・体育のあり方について考察している。また、ウエルネスをめぐる諸現象をジェンダーの視点から検討することにも取り組んでいる。

杉浦克己 教授

運動・スポーツを通じた健全な発育・発達、健康増進あるいはパフォーマンス向上を実現することに対し、栄養学的にアプローチすることを研究テーマとしている。また、日本の「食」の諸問題に対し、運動・スポーツを活用した新たな栄養教育の方法を構築することも研究課題としている

濁川孝志 教授

主たる研究領域は、スピリチュアルな側面を含めた全人的QOLの向上を目的とした健康科学分野である。具体的には、ウエルネス論、生きがい論、さらには健康心理学分野のタイプA行動パターンなどを研究の対象としている。最近では特に、死生観と生きがい観の関連性に着目したウエルネス論が研究テーマとなっている。

沼澤秀雄 教授

身体運動を科学的に分析、評価することによる、スポーツ競技のコーチングが主な研究分野でーある。特に身体能力のスピードとパワーに関するトレーニングから、あらゆるスポーツアスリートの競技力向上を目的とした研究を行う。スポーツ指導現場で生じる問題の解決にトレーニング科学がどのように接近できるかがテーマになる。

松尾哲矢 教授

社会現象としてのスポーツに対して社会学的にアプローチし、戦後日本のスポーツ界における《場》の構造変動と文化的再生産の研究を主要な研究テーマとしている。また、こうした研究テーマから日本のスポーツ政策の動向、しょうがい者スポーツとコミュニティ、地域スポーツクラブとコミュニティ形成、生涯スポーツシステムの動向などを研究課題としている。

安松幹展 教授

環境生理学および運動生理学的アプローチから、サッカーを中心に競技力向上に関する研究を行っている。「暑熱環境下における運動中の体温調節機能とパフォーマンスの関係」、「サッカー選手に対するフィジカルチェックテストとトレーニングの検討」、「車椅子運動時の至適運動強度の検討」「車椅子バスケットボールの運動分析」などが、現在の研究テーマである。