ブラジャーはただの布ではない
――ワコールと鴨居羊子が手掛けた女性下着の比較から――

教育学科 二宮 花さん

 「触れる」ことが人々にもたらす心理的効果にもともと興味があり、それをより身近なものとしてとらえようとした結果、女性たちが常日頃から何気なく身につけているブラジャーというアイテムに着目するに至りました。そして、ブラジャーが人々にもたらす心理的効果を考えることで、女性たちが現代社会を自分らしく生きていくための一つの可能性を提示したいと考えました。
 執筆の上で苦労した点は明確な数値や正解が存在しないこともあり、論文の完成形のイメージを掴むまでに時間がかかり、自分の思考をいかに説得力のあるものにしていくかということでした。
 論文執筆を通じ、文章を書く力がついたことに加え、自分の意見を主張する力や他人の考えに対して思考を深める力がついたと感じています。また、1年間かけて自分と向き合う機会を持てたことは大きな自信にもつながりました。
 実は当初は卒業論文を書く予定はありませんでしたが、論文を完成させた時の達成感や、制作途中の思考の深まりは、本当に価値あるものだと今になって感じています。書けるかどうかは書いてみないとわかりません。少しでも興味があるなら是非履修登録をしておくことをお勧めしたいです。