「ポーカーフェイスの向こう側」

文学科 文芸・思想専修 重清 良太さん

 私が卒論としてエッセイの創作を選んだ理由は、文芸・思想専修では卒業制作という形での提出が認められていたからです。演習で創作を行ってきた私が集大成として何かを残すのであれば卒業制作以外には考えられませんでした。エッセイには自己の体験や感性が多く盛り込まれており、普段ポーカーフェイスな私の向こう側が記されているという意味をタイトルに込めました。
 集大成という心持ちで臨んだ卒業制作。納得のいく出来に仕上げるまでには時間がかかり、作品に目を通す度に「こうした方がいいのでは」と思う箇所が見つかりました。それでも妥協せず、提出期限までにどこまで完成度を高められるか苦心しました。
 作品を書いて良かったことは、大学生活で感じたこと、培ったことを形として残せたことです。教授や友人に評価してもらえることにも喜びを覚えました。自分が4年間学んできたことを家族や友人に示すことができるのも卒業論文(制作)の魅力の一つです。執筆のための時間の確保に苦労する人も多いかもしれませんが、完成した時は達成感はもちろん色々な感情が芽生えるはずです。ぜひ、後輩の皆さんには納得のいくものを書き上げて欲しいと思います。
※注 2017年度より文芸・思想専修における「エッセイ」の提出は不可となっています。