唐代「半臂」の定義についての再考

史学科 黄 新ゼイさん

 以前から中国の唐文化にとても興味があったのですが、中国には初唐の史料がとくに不十分という背景があり、くわしく知るには日本の史料が必要でした。中国の歴史に新たな理解を得るうえで、日本の歴史と文化を学ぶことがどれほど重要なのかをあらためて実感しています。日中の互いの理解の第一歩は、文化史が担えると考えるようになりました。また卒業論文を書くことで、自分の研究能力の向上はもちろん、知識が深まります。それによって自分の選んだテーマについて、より多くのことを発見し、愛情を持つようになりました。
 執筆において難しかったところは、やはり史料の少なさでした。唐代の史料はかなり不足しており、前後の時代や他の地域の史料を研究する必要がありました。そうした苦労を乗り越えて、卒業論文を完成させるための一番の原動力は、やはり興味があるということだったと感じています。なぜこの学科に入り、何が好きで、何を知りたいのか。それを納得がいくまで追求することが、卒業論文の執筆なのだと思います。