『19世紀のモード』
―ロマン主義者たち―
仏文和訳とロマン主義女性ファッションに関する考察

文学科 フランス文学専修 植松 里紗 さん

 私は卒業制作として、19世紀フランスの女性のロマン主義ファッションについての解説書の翻訳をすることを選びました。仏文科のゼミで19世紀のフランス社会と文化のことを専門にしていたことと、卒業後の就職先が19世紀フランス創業のファッションブランドであることから、大学生活の締めくくりにふさわしいと思えるテーマだと考えたからです。論文ではなく卒業制作を選んだことで、早い段階で本を選んで計画的に翻訳作業に取りかかることができました。
 翻訳の過程で洋書和書ともに多くの文献に触れることは、自分自身でいろいろなことを考えるよいきっかけとなりましたし、テーマについて指導教員の先生と情報交換をすることができたことも大変貴重な経験でした。特に苦心したことは、日本語としてわかりやすい文章にすること。時には意訳もしましたし、先生からアドバイスをいただいたこともありましたが、結果的に自分の専門分野の総復習にもなり、学んできたことを人にわかり易く説明できる技術が身についたと思います。就職活動の際には、ゼミや卒論について尋ねられることが多かったのですが、卒業制作に取り組んだことでテーマに自分の考えを合わせて紹介することができたことも良かったと考えています。