ロートレアモン「マルドロールの歌」における視覚と聴覚

文学科 フランス文学専修 匿名

 長い間愛読していたロートレアモンの『マルドロールの歌』という作品の魅力の一端を自分なりの視点から分析し説明したいと思い、卒論のテーマを決めました。卒論を実際に書いてみることで、自分がなぜこの作品にひかれているのか、また漠然ととらえていた作品の「奇妙さ」という魅力の一部を自分なりの言葉でまとめることができたため、自分の中であいまいだった作品の「読み」を確立することができたのではないかと思っています。
 私は書き始めた時期が遅く、十分な準備と全体的な組み立てができてない状態のまま文章を作り始めてしまったため、後々大部分を修正する事態に陥ってしまった時は、準備をしっかりしてから書けばよかったと後悔しました。後輩の皆さんにアドバイスをするとすれば、卒論執筆に際してはできるだけ早い時期に構想を練っておくことが大事であるということです。そして、「自分だけの、自分だから書ける」というテーマを見つけてほしいと思います。
 私が卒業論文を書き終えることができたのは、なによりも指導して下さった教授のおかげであると深く感謝しています。