ルターの娘マグダレーナ:その存在と死がルター神学に与えた影響

キリスト教学科 木村 あすか さん

 マルティン・ルターの妻と6人の子の生涯、牧師家庭の成立に興味を持ち、13歳で死んだ次女マグダレーナについて、ルターがどのような思いを手紙文に書き残しているかを考察しました。
 書簡本文はラテン語あるいはドイツ語で書かれており、日本語に訳す際、ふさわしい言葉を探すのに苦労しました。指導教授より定期的に時間を決めて、文法と言葉、内容の観点から読み取れるのは何でありうるかを、丁寧にご教示いただきました。参照すべき日独の先行研究に関して伺えたこと、つたない考察を神学的に深める貴重な議論の機会に、心より感謝しています。
 また、卒論執筆者同士でコミュニケーションを取れたことも幸いでした。自力では見つけられない誤植、第三者からはわかりにくい表現の発見や修正、注の付け方の改善など、互いに協力できたことも得難い経験であり、良い思い出です。
 卒論執筆にあたっては、とにかく書き始めてみることが大事です。自分が知りたいテーマを持つ。段取りを考える。資料を探して入手し、読んでみる。内容をまとめて言葉にし、第三者に伝える。こうしたことは社会に出ても必要とされ、求められる能力です。学生のうちに楽しみながら卒論を書くことは、その後の人生を明るくすると思います。