語り手から見た六条御息所――呼称表現を通して――

文学科日本文学専修 蕗谷 雄輝 さん

 レポートやゼミの発表など、自発的に学問に取り組む活動はこれまでの大学生活の中でも多くありました。ですが卒論は「テーマから自分で決定する」「膨大な量の内容を一年かけて書く」
 「レポートとは異なる学術的な論文の完成を目指す」という意味で、大学生活の中で最も積極的に学問と向き合える活動。4年間を振り返るよい機会になったと感じています。 もちろん大変なこともありました。特に四万字という膨大な量を書くにあたって、内容の整合性をとることがとても難しかったです。執筆中に何度も構成の練り直し、時には一節分すべて削除したり、章立ての順番を入れ替えたりするなど試行錯誤を繰り返しました。
 卒論に取り組んでみて、先行研究を早い段階でデータベース化しておいたことが執筆段階で大変役立ったので、みなさんにもぜひおすすめしたいです。また、先行研究を簡単に要約し、その論に対する自分の意見などをまとめておけば、スムーズに引用できます。些細なことでも思い浮かんだらすぐ書き留めておくようなノートを一冊用意しておくと、そこから核となる論へ発展できることもあるので、ぜひやってみてください。