和歌から見る紫の上

文学科日本文学専修 泉屋 咲月 さん

 以前から、作者から与えられた資質とは裏腹に孤独な晩年を迎える、源氏物語の登場人物・紫の上の人物造型に関心を抱いていました。その中で、源氏物語の論文をきっかけに、「会話の手段としての和歌」に着目。光源氏と紫の上の和歌でのやりとりを追うことで、紫の上の晩年について考えてみようと思い、このテーマを選びました。
 実際に取り組んでみると、膨大な先行研究を整理して、そこからいかに自分の考えを導き出すかということが大変でした。ですが執筆を通して、自分の関心の対象を明確にすることができ、新たな課題も見つけられたので、よかったと思っています。
 みなさんへのアドバイスとしては、先行研究の検索や整理、執筆に早めに取りかかることでしょうか。その分、論文の推敲にたくさんの時間を割くとよいと思います。