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文学科/文芸・思想専修

創作への挑戦、思想と哲学へのジャンプ。

専修の特徴

◎横断的な学びへのいざない

 「文芸」と「思想」の各々のことばは聞いたことがあるけれど、「文芸・思想」という名称は聞いたことがない。創作や批評の実践を志す「文芸」と、生きることの意味や存在の根源について思索する「思想」を「・」でつないで、まるで連続するひとつの学問領域のように扱っている「文芸・思想専修」とは、いったいぜんたい何を学ぶところなのか?──そう疑問におもう人が多いのではないでしょうか。
 まさにその疑問を内側から壊していくところに、この専修の特徴があるのです。「文芸」といい、「思想」といって、まったく別物のように考えられがちだけれど、はたして「文芸」といわれる実践には、哲学的な思索の営為は入ってこないでしょうか。むしろ、存在することの意味や、作品を成立させている言語それ自体の働きこそが、「文芸」の根幹をなしているのではないでしょうか。
 また、「思想」と呼ばれる領域は、ほんとうに「文芸」とは無関係でしょうか。神話や詩歌、小説を素材にしたり、媒介にして、哲学的思索を深めていない哲学者など、いないのではないでしょうか。とすれば、「文芸」的世界は、「思想」にとっての母胎なのではないでしょうか。
 「文芸」と「思想」を横断しながら、思索の羽を自由にはばたかせ、古典から現代にいたるさまざまな思想を学び、同時に自分のことばで書き、ひとに伝えるすべをみがきあげる。それが、この専修でめざされている学びのかたちなのです。

◎徹底した少人数教育で切磋琢磨します

 1年次の入門演習から3〜4年次の専門演習まで、多彩な演習科目が用意されています。
 1年次の入門演習では、これまで触れたことのないような哲学作品や戯曲、現代小説など、多様な作品を濫読して、演習メンバーで相互に批評しあいます。
 2年次演習は、厳選された基礎文献をじっくり分析するかたちでの本格的な「読む」訓練をおこないます。
 専門的な3〜4年次演習では、幅広い関心領域をカバーする演習が展開されています。たとえば、詩や小説の創作実践をおこなう演習や、文芸誌に掲載されたばかりの一番ホットな文芸作品を批評する演習、わたしたちの日常生活に生かされる哲学的な思考方法を身につける演習、東洋の思想世界がたたえている深さを柔軟に取り入れる学びをすすめる演習などです。

◎充実した講義科目で考え方の幅を広げます

 少人数の演習では、発表を通じてプレゼンテーション能力を高めたり、議論をとおして他のさまざまな考え方に触れたりしながら、読解や思索を深めていきますが、講義科目では、触れたことのない考え方や、思いがけない世界のヴィジョンを学ぶことによって、ものの見方や考え方や関心の幅を大きく広げることができます。
 「文芸・思想専修」の最大の特徴である領域横断性が、ここにもはっきりと出ています。
 サブカルチャーがもっているとてつもない深さを探査する講義や、わたしたちの感性を根底から変えてきた広告の社会的役割を考える講義、視覚メディアと文学作品を比較検討する講義、詩を支えている「論理」をあぶりだしていく講義、生活の細部に宿るジェンダーを通じて人間の多様性を探る講義などは、そのほんの一例にすぎません。
 多様で自由な考え方を学ぶ講義で横に幅を広げ、実践的で切磋琢磨する演習で縦方向に思索や実践を深めていく。その絶えざる往復が、文芸・思想専修での学びを支えているのです。

◎深く自分の存在に根ざした思考に基づく表現者へ

 このように、文芸・思想専修では、幅広く多くの書物を読み、その内容について徹底的に考え、それを文学部の他学科・他専修の授業や、全学共通の授業、それに、学内外での生活経験の中に位置づけて生きて実践して、その経験に基づき、人々に向けて多様な媒体を通して自分を表現できる人になることを目指します。横断的学びは、刺激とスリルに満ちています。それを経験することこそが、あなたを生き生きとした表現者にするのです。

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カリキュラム

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専任教員と講習テーマ・研究分野

名前name研究分野HP
福嶋 亮大 FUKUSHIMA Ryota 文芸評論、中国文学  
林 文孝 HAYASHI Fumitaka 東洋思想論、中国哲学  
林 みどり HAYASHI Midori ポストコロニアル理論、中南米政治思想史  
菅野 聡美 KANNO Satomi 政治文化論、日本政治思想  
小野 正嗣 ONO Masatsugu 文芸論:創作と批評、フランス語圏文学  
大熊 玄 OHKUMA Gen 哲学、現代思想  
佐々木 一也 SASAKI Kazuya 哲学(西洋思想)、現代思想論:ハイデガーの文明批判論  
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教員からのひとこと

◎林 文孝 教授

私は中国思想の研究者で詩も小説も書きませんが、文芸・思想専修の一員になって以来、文芸と思想とのつながりを考えるようになりました。この専修で勉強する人には、単に表現したいことを表現するのでなく、表現する内容を吟味し洞察する力を身につけてほしい。異文化の思想との対話をとおして自己を相対化することもまた、その一助になるはずです。

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関連情報(オリジナルホームページ、研究科、学会)

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