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史学科/世界史学専修

21世紀、分かちがたく結ばれた世界。
「海域」と「大陸」を軸にその歴史を広く深く洞察します。

◎教員に聞く!文学部で学べること

専修の特徴

◎「世界史学」とは?

 ヒトとモノと情報が世界をめぐるようになった現代、私たちは異なる国や社会、文化と否が応でも接することになります。自分とは異なる人を理解するためには、その人の過去にさかのぼって知る必要が生じます。逆に、自分が無意識に背負ってきた「当たり前」のことを、説明しなければならない場面に立たされることもあるでしょう。そのような時に求められることは、世界史についての深い理解です。
 私たちが拠って立つ世界の仕組みが、大きく変わることがあるかもしれません。こうした局面で、百年・千年という時間のスケールで変化を捉えられれば、次にどちらに足を踏み出せばいいのか判断できると思います。
 世界史を学習し研究することで、こうした力を身につけることが出来るのです。

◎多彩なスタッフ。多様な科目群

 そこで世界史学専修では、多彩な講師陣が世界のさまざまな地域の歴史を講じるとともに、特に、ギリシア・ローマを中心とした古代地中海世界、中近世ヨーロッパ世界、イギリスを中心とした近現代ヨーロッパ世界、ロシアに軸をおいた近現代世界、古代から現代までの海域アジアや中国などの専門家を揃え、みなさんとともに学び、研究しています。
 みなさんには、まず1年次で世界の諸地域の歴史の基礎を勉強していただき、2年次からは、各自が選択した専門分野に分かれて、研究に必要な外国語、研究方法を修得し、研究史などを学習しつつ、個別テーマの研究をすすめてもらいます。そして4年次に、その成果をまとめた卒業論文を提出することを目指します。

◎史料と理論の出会い

 また我々は、次のようなことにも留意しつつ、みなさんとともに学び、研究していきたいと考えています。
 歴史は"もと"から、つまり第一次史料にできるだけ近い文献から研究するというのがその醍醐味ですから、みなさんには外国語の文献、原書を使用してもらうなどして、少しでもその理想に近い学習と研究ができるよう指導します。
 その一方で、歴史学の研究には、いわば「歴史の作法」といったものがあります。4年間でそれを身につけていただき、高度で専門的な歴史研究をおこなえるよう指導します。
 現在の歴史学の基本は、ほとんど、明治以来海外から受容したものであるといってもよいでしょう。世界史学専修では、過去から現在に至るまでの、すなわち伝統的歴史学から最先端の歴史学であるアナール学派までの歴史学の方法を教授します。それを学習や研究に生かしていただきたいと思います。

◎「大陸世界」と「海域世界」――新しい世界史像へ

 歴史学では、世界の歴史を一つの全体的なものとして把握するためや、さまざまな地域の歴史を比較したり、歴史における時間的変化の過程を捉えたりするためには、何らかの共通の尺度が必要であると考えられています。それはたとえば時代区分とか、発展段階の法則とか、封建制といったようなさまざまな歴史概念といわれるものですが、それに類するものとして、我々の世界史学専修では、新たに、大陸世界と海域世界という考え方を仮説として提案します。世界史学専修のカリキュラムは、新しい世界史像を構築する手掛かりを得ることができるかもしれません。

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専任教員と講習テーマ・研究分野

名前name研究分野HP
弘末 雅士(2017年度末退職予定) HIROSUE Masashi 東南アジア史  
石井 規衛(2017年度末退職予定) ISHII Norie 東欧・ロシア史  
小澤 実 OZAWA Minoru 中近世ヨーロッパ史  
髙林 陽展 TAKABAYASHI Akinobu 近現代ヨーロッパ史  
上田 信 UEDA Makoto 中国社会史  
浦野 聡 URANO Satoshi 古代地中海世界史  
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教員からのひとこと

◎上田 信 教授

 世界はもはや、アジア抜きでは語れなくなってきています。国の枠を越えて、海や陸の路によって結ばれた人々の生き様を、過去にさかのぼって考えます。

 銀や茶、昆布やナマコなどのモノから見える歴史、紛争や災害などの情報の流れから見える歴史、歴史を動かした人格などを取り上げ、時代の変化を多角的に掘り下げます。

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