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史学科/日本史学専修

日本史を世界に開かれた目で脱構築し、
自分発見の旅に出よう。

◎教員に聞く!文学部で学べること

専修の特徴

◎大学で学ぶ意義とは?

 みなさんのほとんどが、これまで日本史の教科書や参考書などを通して歴史を学んできたはずですね。大学で学ぶ歴史はそれとどのように違うのでしょうか? 違いは2つあります。1つは、歴史もまた人が作るものだということを学びます。大学では、歴史そのものとともに、それを先人たちがどのように研究してきたかについても学ぶのです。みなさんに、歴史が作られる現場に立ち会ってもらうためです。講義をしている教員自身が、新たな史実を発見し、独自な学説を唱えている、つまり、新たに歴史を作っていることも少なくないのです。もう1つは、演習やフィールドワークなどで、自分で史料を読み、事件の現場を歩くなどして、実際に歴史を作る営みを追体験します。それはやがてあなた自身の作品、例えば卒業論文などの形で実を結ぶのです。ひょっとしたら、あなた自身が何かの第一発見者になるという幸運に恵まれるかも知れません。

◎時代を縦軸に、重要テーマを横軸に

 日本史学専修のスタッフは、古代・中世・近世・近代・現代と各時代を網羅し、専攻分野も、政治史・経済史・社会史・村落史・国際関係史・女性史・ジェンダー論と、多様です。それによって、日本史の展開を通史的に見通すとともに、現代においても、歴史学においても重要なテーマについて、時代を超えて考えることができるように配慮しています。
 1年次にはまず日本史研究の基礎を学びます。論文の読み方、文献の探し方など、歴史研究の基礎、古文書や史料学なども修得できます。
 2年次以降は、演習で、史料や文献などの読解を通じて、分析力・構想力を養います。それをサポートするために多様で豊富な講義を準備しており、さらに、歴史の舞台である現地に赴いて調査をするフィールドワークを行ないます。
 それらの学習・研究の集大成として、4年次には卒業論文を作成することを奨励しています。

◎人類史の一環としての「日本史」

 日本史学専修で学ぶのは、言うまでもなく「日本史」です。しかし、それは人類の悠久の営みの一環としての「日本史」です。原始・古代以来「日本」も「日本人」も、周辺地域の東アジアと深く関わりながら歴史を作ってきました。俗に「島国日本」と言われ、孤立したというイメージが強調されがちですが、古代海は人々の移動と交流を保障する道でもありました。つまり、日本列島上の歴史も文化も、時代によってそのあり様は変わりながらも、東アジアや欧米を含む世界との交流のなかで形づくられてきたのです。「日本史」は地球上の歴史と連動しながら形成されたのであり、その意味では、人類史の一環に他なりません。

◎「日本史」の探求は自分探しの旅

 生活の細部にいたるまでグローバル化が浸透し、国際社会で活動する機会が日々増えている現在において、ますます重要になってきているのは、自分が何者であるかということを他者に説明できることです。それは、あなた自身のアイデンティティが厳しく問われるということです。国内においてもそうなのですが、その必要性は、海外に出るとより強く感じられるはずです。しかし、アイデンティティは人から与えられるものでも、楽をして手に入るものでもありません。日本史を学び研究することが、その苦しくもあり、また喜びでもあるあなたの自分探しの旅の支えになることを願っています。

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専任教員と講習テーマ・研究分野

名前name研究分野HP
深津 行徳 FUKATSU Yukinori 日本・東アジア古代史  
後藤 雅知 GOTO Masatoshi 日本近世史  
木村 直也 KIMURA Naoya 日本近世近代移行期史  
沼尻 晃伸 NUMAJIRI Akinobu 日本現代史  
小野沢 あかね ONOZAWA Akane 日本近代史  
佐藤 雄基 SATO Yuki 日本中世史  
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教員からのひとこと

◎沼尻 晃伸 教授

 「今日もよい天気で。本格的にガス井戸を掘った」(『西山光一戦後日記』1960年2月23日)。自家用のガス井戸掘りを記した半世紀前の農民日記の一節を読むと、驚きとともに、たくましさや貧しさなどの言葉を想起します。史料に基づき、過去を多面的に理解し、自らの足場を見つめ直し、再び史料を読む。その過程での新たな発見――これが歴史を学ぶ醍醐味なのです。

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