立教大学文学部

人文研究センターの活動について

30年余りの伝統を持つ文学部研究センターは、比較文芸・思想コース、文学部共通科目、集中合同講義等、先端的教育課程の展開や、また、科学研究費の獲得など、文学部、ひいては全学の研究・教育に大きな役割を果たしてきました。しかし、全学の教学条件整備と6号館改修が行われたのにともない、2004年度から2005年度にかけて、センターの組織と活動そのものが大幅に見直されることになり、その結果、文学部共通教育推進という主要な任務の一つを解かれ、名称も2005年6月に人文研究センターへと変更されて、文学部教員の相互交流と共同研究の推進に専念する組織として生まれ変わりました。その目的を果たすために、新生人文研究センターは、旧文学部研究センターが掲げていた「現代社会における人間学の再創造」という文学部の仮説的課題の不変の意義を再確認しつつ、2年ごとに設定される「共通研究テーマ」に沿って、共同研究プロジェクトを組織し、人文学研究会の企画と運営を行なうことを活動の柱とします。

共通研究テーマ
2004年度に最初の共通研究テーマに設定された「人文資料学の未来」は2年ですべてを汲みつくせない深みのあるテーマであることが判明し、これに沿った幾つかの共同研究プロジェクトが現在も進行中です。2007年度まではこのテーマを引き継ぎます。

文学部共同研究プロジェクト
文学部教員の相互交流と共同研究を推進し、その成果を翌年度以降の文学部基幹科目「合同講義」に還元することを主たる目的とし、学部管轄予算をこのための経費にあてます。プロジェクト募集は、採択状況を勘案し、年に1回11月に行ないます。上の目的が果たされる限りは、他から獲得する研究費との重複を妨げません。

2009年度には次の2つのプロジェクトが採択されています。
「ジェンダー研究の現在」(新規)、
「書簡を読む-テクスト解釈の実践」(2008年度から継続)。

「共同研究プロジェクト」のテーマは、文学部基幹科目「合同講義」の形で学生の皆さんに還元されることになります。その際、各テーマの中に、文学部が伝統的に重視してきた「比較」や「現代」、あるいは「実践」の視点が明確になるよう工夫します。

人文研究会
研究センター長が設定する2年間の「共通研究テーマ」(上に述べた通り2007年度までは「人文資料学の未来」)に沿って、学内の人文系を中心とする専任教員、兼任教員、また学外者が研究報告を行う「人文研究会」を組織しています。テーマに応じて、学内外に公開し、本学文学部内外の人文系教員の研究上の自己点検の場としての性格を持たせます。

2009年度も6月と10月に人文研究会の開催を予定しています。