宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズによって創立された立教大学は、135周年にあたる2009年度に、これまでの文学研究科組織神学専攻を大幅に拡充し、新たに大学院キリスト教学研究科を開設しました。
本学のキリスト教は聖公会(アングリカニズム)の伝統を汲みますが、キリスト教学研究科は特定の教派神学や教派的立場にとらわれることなく、エキュメニズム(全教会共働)の精神に立って、2000年の歴史をもつキリスト教を多方面から研究していきます。専任および兼担教員は個性溢れる11名です。
本研究科には2つのコースが設けられています。高度な学びの場としての「キリスト教学研究コース」がそのひとつです。もうひとつはキリスト教に関わる現場で働いている方々を対象とする「ウィリアムズコース」です。こちらでは、キリスト教精神に基づくNGO・NPO、教会音楽などを対象とする実践的応用研究を進めます。
本研究科は、真摯な研究と熱意あふれる教育を通して、21世紀のキリスト教の可能性を探りつつ、日本ひいてはアジアにおけるキリスト教学の拠点形成をめざしています。
「キリスト教」をめぐる人間・世界、歴史・社会、芸術・文化を、その現象面からのみならず人間存在の深奥に分け入って理解する視点を持った、スペシャリストを養成します。諸研究機関に属する研究者、大学、中高等教育機関の教員はもちろん、キリスト教等の宗教に精通し、社会での活躍が期待される人々の養成も目的とします。教会音楽分野では教会音楽家・オルガニスト・聖歌隊指導者、フィールドスタディ分野では国内外の政府機関・国際機関・NGO・NPOなどで働く人々の養成を目指します。本研究科には、「神学・思想」「聖書・歴史」「芸術・文化」「フィールドスタディ」「教会音楽」の5つの分野を中心に、専門的かつ総合的な研究をする環境が整えられています。