保護者の皆様へ
全学共通カリキュラム運営センター部長のあいさつ

全学共通カリキュラム運営センター部長 青木 康
全学共通カリキュラム
運営センター部長
青木 康

2012年度を迎えて、ひとことご挨拶を申し上げます。昨2011年度は、東日本大震災の影響で、立教大学でも授業を1カ月近く遅らせて5月6日に始めました。今年は、例年に戻って、4月11日には授業を開始することができています。今も苦しい状況にある被災者の方がたが多くおられることを思えば、立教大学は、平穏のうちに始めることができた今学期、教育、研究等の活動にいっそう真摯に取り組んでいかなければならないと感じております。

「全学共通カリキュラム」(以下「全カリ」と略称)は、基本的に学部や学年の別なく立教大学のすべての学生が学ぶものです。本学に入学した学生は、各自の所属学部の科目(専門科目)とともに、必ず全カリを学ぶことになります。社会のいろいろな問題を根本から問いなおすことが求められる現在、多様な学問的な背景をもった学生が共通に学ぶ全カリの役割は、いっそう大きなものになっていると思います。全学共通カリキュラム運営センターが展開する全カリ科目は、大別して言語教育科目と総合教育科目とに分けられますが、2010年度以降の入学者は、何学部の学生であっても、卒業までに言語教育科目10単位以上、総合教育科目を20単位以上履修することになっています。

言語教育科目では、全員が複数の言語(英語と、各自が選択したもう一つの言語)を必修科目として学習します。必修科目修了後には、引き続き上級の言語科目を履修することもできますし、別のまったく新しい言語の学習に挑戦することもできます。この新しい言語には、日本手話も含まれています。また、総合教育科目には、幅広い講義科目・演習科目、さらにスポーツ実習など、内容・形式の両面にわたって実に多様な科目が数多く用意されています。2012年度には総合のカリキュラムが一新され、立教科目、領域別科目という2つの大きな科目群が新設されました。全カリ科目はすべての学部・学年の学生に平等に開放されており、各自がそれぞれの関心や問題意識に応じて、大きな自由度をもって履修科目を決めていくことができます。総合科目のなかには、ひとつの問題を複眼的に見ることをキー・コンセプトとして構想され、毎回複数の教員が登壇する主題別Bのようなユニークな科目も展開されています。

このように、全学共通カリキュラムは展開科目の多様性と学生の選択の自由を重視しています。それは、このようなカリキュラムの履修を通してこそ、「広い視野と判断力に基づく総合的な知性を養うとともに、外国語によるコミュニケーション能力と異文化対応能力を育成する」ことが期待されるからです。立教大学は「専門性に立つ教養人の育成」を目標としてかかげていますが、全学共通カリキュラムは、この教育目標を達成するうえで必須の役割を担っていると自負しています。

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