
異文化コミュニケーション学部長
池田 伸子
立教大学異文化コミュニケーション学部にお子様、あるいはご関係の方々をおくっていただきありがとうございます。
立教大学異文化コミュニケーション学部は、立教大学の100年を超える外国語教育、リベラルアーツ教育の伝統を継承しつつ、グローバル化、多文化化する21世紀に求められる柔軟で国際化した人材を育成することを目的として、2008年4月に開設され、2012年3月に初めての卒業生を送り出しました。立教大学異文化コミュニケーション学部において海外留学研修や卒業研究制作などの主体的で実践的な学びを経験した学生たちは、どんな場所や状況にあっても、日本語および外国語の高いコミュニケーション能力を活かし、多様な文化間の媒介者として社会に貢献できると信じています。
今わたしたちが生きている世界は日々、変化を続けています。人と文化の移動、交流、混淆は日常的かつ地球規模のものとなり、人と人、組織と組織、地域と地域の関係のあり方にも大きな変化が起こっています。異文化コミュニケーション学部は、「異文化コミュニケーション」の枠組み、すなわち「ことば」、「コミュニケーション」、「文化」といった角度から、こうした変化について複眼的に思考し、理解し、対話することで、問題解決への道を切り拓ける人間を育てることを目的としています。そして、その目的を達成すべく、複数言語の少人数教育、全員参加の海外留学研修、的確な自己表現力と柔軟な論理的思考力を育成するための日本語運用能力強化を行う基礎演習など、学部独自のカリキュラムを展開しています。さらに、3年次から本格的に始まる専門教育では、学生自らが選択した「異文化コミュニケーション領域」、「複合地域文化領域」、「言語教育領域」という3つの領域において、幅広い教養と専門性に裏打ちされた複数の切り口から、ボーダレス化した世界のなかの、人間、文化、地域に関わる諸問題に主導的に取り組んでいくことの出来る能力を高めていきます。
「異文化コミュニケーション」はごく新しい学問領域です。しかし、これからわたしたちがこの世界で生き続けていくための基盤を考えるために、本格的に取り組んでいくべき領域でもあります。その思いを持って、学生と教員が一体となり、新たな伝統を築いてまいります。限りない可能性を秘めた異文化コミュニケーション学部に対しまして、保護者のみなさまには今後ともご理解とご支援を是非ともよろしくお願い申し上げます。