全学共通カリキュラム

教育目的

人類が過去から現在に至るまで築き上げてきた学術的知見を、広くかつ多様な観点から学習させるとともに、所属学部において専攻する学問領域の豊かな成果と交錯させながら、コミュニケーション能力や異文化への深い理解と世界に通用する知性を涵養し、自らの力で新たな課題を探究し、解決することができる学生を育成する。

学習成果(言語教育科目)

全学共通カリキュラム言語教育科目の所定単位を修了した学生は、以下のような能力を有する。

〈言語A〉英語

  1. 聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。
  2. 英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な異文化を理解し、対応できる。
  3. 自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。

〈言語B〉ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語(文学部のみ選択可)・日本語(文学部文学科ドイツ文学専修・フランス文学専修、異文化コミュニケーション学部以外の外国人留学生のみ)から選択した1言語。

  1. 聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。
  2. 当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。
  3. 留学生については、大学における学習・生活に必要とされる高度な日本語運用能力を身につけ、論文を日本語で作成できる。

学習環境(言語教育科目)

上記のような学習成果をもたらすために、以下のような学習環境を提供する。

〈言語A〉1年次必修科目

  1. プレイスメントテストにより、能力別クラス編成を行ない、学生のレベルに応じて学ぶ場と機会を提供する。
  2. 定員8名規模の少人数制で、英語を母語とする教員(あるいは英語を母語とする教員に準じる英語運用能力を持つ教員)によるディスカッション能力獲得のためのクラスを、週1回1年間提供する。
  3. 定員20名規模の少人数制で、さまざまな国際的トピックを取り上げつつ、プレゼンテーション能力を身につけるためのクラスを、週1回1年間提供する。
  4. 定員20名規模の少人数制で、アカデミック・ライティングの能力を身につけるためのクラスを週1回半年間提供する。
  5. パソコンを使い、一人一人のレベルに合わせて学ぶことのできる、リーディングとリスニングを含む総合的なeラーニングのクラスを週1回半年間提供する。

〈言語A〉課外学習および自由科目

  1. 自宅など教室外からもアクセスできる英語自習システム(Rikkyo English Online)を提供する。
  2. 夏季休暇中の期間、アメリカへの海外文化研修プログラムを提供する。
  3. 必修科目修了後、より高い運用能力を養うための言語副専攻プログラムを提供する。

〈言語B〉1年次必修科目

  1. 統一シラバスによる入門から初級にわたる総合的なクラスを週2回1年間提供する。
  2. 上記クラスにおいて、聞く・話す・読む・書くという4技能の基礎を習得する場と機会を提供する。
  3. 上記4技能の習得過程において、当該言語圏の文化を学ぶ場と機会を提供する。
  4. 日本語科目として、アカデミック・ジャパニーズを習得するクラスを週2回1年間提供する。

〈言語B〉自由科目

  1. 夏季休暇中の期間、学生が履修する言語圏への海外言語文化研修プログラムを提供する。
  2. 必修科目修了後、より高い運用能力を養うための言語副専攻プログラムを提供する。
  3. 留学生に対しては、日本社会に関して幅広く理解し、より高度な学術的日本語運用能力を身につけるための場と機会を提供する。

学習成果(総合教育科目)

全学共通カリキュラム総合教育科目の所定単位を修了した学生は、以下のような能力を有する。

  1. 知的柔軟性:学問的知見の多様性と豊饒性とを十分に理解し、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を身につける。
  2. 論理的思考力:言葉や論理を介して世界を抽象的に把握する学問が、実際に肌で触れる社会や世界の具体的な問題や現実と接点をもち、よりよき世界の構築に貢献しうることを知り、自らもそうした能力を高めようとする。
  3. 視野の広さ:所属学部の専門的な学問的成果と、他の諸学問の成果とを交錯させることで生まれる壮大な知的建造物を展望できる。
  4. アイデンティティ:立教大学の学生としての自覚を身につけ、後輩たちが誇れるような人物となるべく、社会の様々な分野で創造的な活動を行う力を備える。
  5. 強靱な精神:人間一人一人は根源的に孤独であるがゆえに不毛なニヒリズムに落ち込む脆弱さを有するが、孤独だからこそ他者との連帯を希求できることを理性的な営為を経て理解し、孤独に耐え得る強靱な精神の必要性を弁えている。
  6. 共感能力:自らの主張を論理的かつ具体的に発信する知識と知性を備えると同時に、他者を尊重し、その悲しみや不幸を正面から受け止め、人の話に真摯に耳を傾ける優しさと感受性を有する。

学習環境(総合教育科目)

上記のような学習成果をもたらすために、以下のような学習環境を提供する。

  1. 幅広い学術的成果と方法論、およびそれを背後で支える知的営為を体感できるよう、主題別の科目編成に基づいた、多種多様な領域にわたる科目を提供する。(主題別 A)
  2. 異次元・異領域の知性が交錯し互いに補完し合う過程で、新たな学際的風景が広がることを実感できるように、複合的かつ多様な学問的方法論を提供する機会を付与する。(主題別 B)
  3. 学知が織り成し発信するメッセージが、現代社会の諸課題といかに繋がり、いかなる点で変革をもたらしうるか、逆に、学問の世界が現実に対し作用する上で、いかなる限界に拘束されうるのかを、具体例に沿って理解できる科目内容を提供する。(主題別 A、主題別B)
  4. キリスト教の精神に裏打ちされた建学の精神に遡り、立教大学への帰属意識(アイデンティティ)を育み、その見地から、大学・宗教・人権という現代の重要なテーマに習熟できる科目を提供する。(立教 A (講義系))
  5. 異なる学部や学年の学生が、一つのテーマをめぐって議論を展開する中で、自分の価値観や専門的知見を相対化し、世界を新しい目で見る喜びを体験できる科目を用意する。これは少人数のゼミ形式で行われ、広い視野と深い洞察力を涵養すると同時に、他者の意見に耳を傾けつつ、自らの意見をも論理的に組み立てて発信できる場を提供する。(立教B (立教ゼミナール))
  6. 他学部が提供する入門的な講義に積極的に参加し、自学部の専門を成立させている思考法の枠組みを超え、未知の知的方法論に触れ、世界を新たな目で見る喜びを付与する。(領域別A(講義系))
  7. 他学部が扱っている領域において、古典的名著や第一級の著作とされる諸文献などを能動的に読み込んだ上で、専門家の講義を受け、未知の分野における一見無意味な文字(ないし記号)の羅列が、驚異的に濃厚な意味を纏う瞬間に立ち会い、人間の知性に内在する多様な発想法に感動する科目を提供する。(領域別B(文献系))
  8. 日本の国民としての矜恃を備え、同時に、国家を超越した地球の構成員として、現代の世界が抱える様々な難問題の解決に果敢に挑む高い公共性、倫理性と使命感を有し、差別意識や諸々の偏見から解放された自由な人材を育てる機会を提供する。(立教A(講義系)、立教B(立教ゼミナール)、 主題別A、主題別B)
  9. 現代世界を覆っている多様な価値観を尊重しつつも、常に自己の世界観に微調整を加えながら、異なる価値観がせめぎ合う現代という時代の、根源的な相対性に粘り強く堪えうる知性を涵養する。(立教A(講義系)、立教B(立教ゼミナール)、領域別 A(講義系)、領域別B(文献系)、主題別A、主題別B)
  10.   全学生が在学中にスポーツの理論と実践を通して、自分および他人の身体に対する配慮を育み、肉体的・精神的健康に関する正しい知識を修得し、健康やスポーツをめぐる商業的ないしは通俗的な言説に潜む虚偽や欺瞞に惑わされない、透徹した観察眼を得る機会を提供する。(スポーツプログラム、スポーツスタディー)
  11.   外国人留学生とともに、英語を用いて日本の歴史や文化、社会を深く掘り下げ、極めて肥沃な我が国の学問、芸術、倫理、宗教などがもたらした歴史的厚みが、自らの現在を支えていること、数え切れない祖先(死者)とともに生者が存在していること、こうした文化が普遍性を獲得しうることに、改めて思いを馳せる機会を提供する。(F 科目)
  12.   以上の崇高な目的を達成するため、学生の主体的な選択と履修が可能となるように、履修すべき単位の区分は、必要最低限にとどめ、細分化を避けて自由度を持たせる。

理念

教育目的と各種方針

学位授与の方針

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