コミュニティ福祉学部 入学者受入れの方針

教育目的

私たちの学部は立教大学の基本的なポリシーであるリベラルアーツ、健全な市民としての教養に裏打ちされた市民像をその基本に置いています。新しい市民社会はそのような市民によって構成され、創造されるコミュニティというコンセプトを大切にします。社会は様々な立場や考え方、また生活をしていく上での種々の困難を抱えた人々がいて成り立ちます。リベラルアーツの学びは全学共通カリキュラムで体系づけられますが、学部としての共通科目でさらに福祉を基盤とした教養を身につけることになります。
学部のコンセプトである概念は、コニュニティにはマジョリティのグループだけではなくマイノリティの人々がいて成立し、自然な人と人との繋がり、関わりあいが息づく「生活の場」として捉えます。そして「コミュニティ福祉」とはだれもが生活をするコミュニティの中で、一人ひとりの幸せが皆の幸せにつながるという思いです。
人の幸せはその尊厳がいかに大切にされるかということに関係づけられます。学部の基本理念「いのちの尊厳のために」をコミュニティとの関わりの中でとらえ、実際の様々な生活上の困難を抱える人々の幸せを思考し、学びます。
学部では以上の考え方を基盤とした福祉社会の実現を目指し、生活者の視点でその社会の形成に参加・協働出来る人、社会や具体的な制度を考え、人間を考え、家族を考えそして私たちの担うべきものを理解し、具体的な働きが出来る人々を教育し育成します。

教育活動

教育内容

学部は1998年度の学部開設時にはコミュニティ福祉学科という1学科制でしたが、徐々に専門分化し2006年度にコミュニティ政策学科、そして2008年度にはスポーツウエルネス学科が創設され現在3学科体制となっています。3学科体制においても学部創設の理念を受け継ぎ、コミュニティと人を理解し、参加し、皆で人の幸せを追求するという学部の共通コンセプトは変わるものではありません。学科間の壁は可能な限り低く、講義科目においては資格取得とかかわる幾つかの科目を除いては相互履修を可能としています。
福祉学科では主として福祉実践を担う専門職の養成を目的としています。そこには福祉制度、対人援助技術、福祉と医療領域を体系的に学び、社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格取得の受験資格を取得できます。
コミュニティ政策学科においては、福祉社会実現の基盤としてのコミュニティの構築に関しての学びを深め、「ソーシャル・ポリシー」、「コミュニティと人間」、「コミュニティ・デザイン」の学びを核として多数の学科目を配置しています。そして実証的な社会調査に基づき分析する能力を身につける学びを重視しています。資格としては現在注目をされている社会調査士資格が取得できるカリキュラムとなっていることも特筆されます。
スポーツウエルネス学科ではスポーツを通じた福祉社会の構築、ウエルネス社会とはどのようなものかを追求します。そこには「健康運動」、「スポーツパフォーマンス」という2つの領域から障がいの有無にかかわらず、全ての人に個人の身体的可能性を探る理論と方法論を学びます。資格としては保健体育教員、障害者スポーツ指導員等の取得が出来ます。迫り来る超高齢社会においてスポーツウエルネスの実践的な学びは究極の福祉の学びともいえます。
「福祉を学ぶことは人を学び、社会を学び、制度を学び」そしてその価値観を社会の中で如何に生かすかということが重要になります。大学の社会貢献の方針には、「個人の尊厳、共生、生命の大切さ」が原理として示されています。このような学びの基盤にある全学共通カリキュラムはコミュニティ福祉学部の創設の理念と重なります。一方でそれが現代の福祉の機能が普遍化・一般化し、一方伝統的な福祉の機能が問われるともいえます。言語教育も含め、国際的にもボーダレスになる時代の福祉をこの学びから深めていきます。

指導体制

3学科とも極めて実践的でフィールドを持つ学びのため、指導は実践を踏まえて実務経験の豊富な教員が担当します。特に福祉学科においては現場での実務経験を持つスタッフが多数在籍し、極めて実践的な指導を可能としています。また福祉現場実習を担当する実習教育室は専任教員と助手を複数配置して教育効果を上げています。社会調査には専任教員が配置され、正課としてのインターンシップには助手を置き教員とチームを形成してきめ細やかに学生を指導する体制を作っています。
また現場で働く卒業生を含めて、現場で福祉の仕事に就いている方々をゲストスピーカーとしてお招きし講義をいただく機会が多くあり、学生の刺激になっています。その他自主的なボランティア活動、アルバイトでもホームヘルパー等の福祉現場実践を積み上げていくことも推奨しています。
その他、学部教育全体に少数のクラスでの指導を大切にしています。フィールドワークが重視され、その意味では学生と教員の距離が近いことも学生の学部教育への満足度に表れています。

指導法

対人援助活動や地域での活動を指導するうえでは、ゼミ形式の学びが重要になります。フィールド型学習として福祉現場実習、福祉ワークショップ、フィールドスタディ、スポーツウエルネスワークショップ等各学科の特長を背景として、体験学習をベースにした指導がなされています。インターンシップは正課として学部共通の科目として置いてあり、卒後の進路にもかかわる重要な学部教育のまとめとしての意味を持っています。それぞれの学習のフィードバックとして総括のレポート集の作成、あるいは報告会を開催して体験学習を通して確実に学びを自分のものにできる指導をしています。

入学者に求める知識・技能・態度・体験

知識

福祉の学びには社会の成り立ち、背景、構造的な理解と知識が必要となります。専門的なことは大学入学してからの学びとなりますが、少なくとも近代の歴史、現代の社会問題などの知識は必要不可欠のものといえます。日頃から新聞や社会評論的な雑誌等を読んでおく程度の努力と、そこから得られる知識を一般的な常識として持っていてもらう必要があります。

技能

文書を書くことは大学での学びを受けるうえで極めて重要な技能といえます。また現代ではマルチメディアを使いこなすことが必然的に求められます。高度なことは入学後の技能の取得となりますが、ワード、エクセル、メールの送受信等ある程度コンピュータの基本ソフトを使えることが望まれます。

態度

福祉は極めて倫理性の高い専門領域です。それは人の尊厳を認め大切にすることから始まります。それは決して人を憐れむ心ではありません。人と社会に対しての理解と相手の立場と心を理解しようとする謙虚な姿勢です。常に自らを反省する態度と、そして相手を愛する心を持ち続けられることを期待します。

体験

入学前にボランティア活動などを経験することは、入学後の福祉の学びにとても意味があります。それは人を支援することの意味とそれが自分にとっての大きな学びになることに気づくからです。また「人と社会との関わり」、「人と人との関係の原理」などについても理解が深まります。それは大学での福祉の学びの基本的な心構えを入学前に自然に身につける有効な方法となります。

入学前学習

新聞から福祉にかかわる記事を常に意識して探し丁寧に読んでください。そして社会のこと、家族のこと、人間のことなどについての興味を持ち、理解をすることを心がけていてください。それが福祉を学ぶモチベーションを高めることに繋がります。
指定校推薦入学・関係校推薦入学合格者に対しては、推薦図書に関する読書感想文の提出を求めるとともに、REO(Rikkyo English Online)を使った英語の自主学習を提供しています。

理念

教育目的と三方針

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

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