観光学部・観光学研究科の教育目的と各種方針立教大学の教育目的と各種方針

観光学部の教育目的と各種方針

観光学部 学位授与方針

教育目的

観光関連分野に関する広範囲で高度な学識を持ち、諸問題の解決を担う総合的な判断力と優れたリーダーシップを備えた有為な人材を育成する。

学修成果

「学士(観光学)」を授与される学生は、以下のような能力を有する。

  1. 観光学全般にわたって基礎的な知識を持ち、特定の分野で論理的な分析ができる。
  2. 異文化交流としての観光の意義について理解し、実際に異文化交流を実践できる。
  3. 現実の諸問題を解決するための総合的な判断能力を持つ。
  4. 現実の状況に対応して適切なリーダーシップを発揮できる。
  5. 特に観光学科の卒業生は、「ビジネスとしての観光」または「地域社会における観光」の視点にもとづく専門的な知識と分析能力を持つ。
  6. 特に交流文化学科の卒業生は、「文化現象としての観光」または「地域社会における観光」の視点にもとづく専門的な知識と分析能力を持つ。

さらに全学共通科目により、

  1. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。
  2. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  3. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  4. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。

学修環境

上記のような学修成果をもたらすために、以下のような学修環境を提供する。

  1. 広範囲の観光分野をカバーするオムニバス形式の授業を提供する。
  2. 社会科学の基礎科目群の授業を提供する。
  3. 少人数形式による演習の授業を提供する。
  4. 実業界の経験者による授業・講演の機会を提供する。
  5. 外国語による専門科目の授業を提供する。
  6. 現場での体験を重要視する「グローバル・スタディ・プログラム1」、「観光インターンシップ」などの授業を提供する。
  7. 留学や短期訪問など、海外体験を推奨する。
観光学部観光学科 教育課程編成の方針

観光学部の教育目的

観光関連分野に関する広範囲で高度な学識を持ち、諸問題の解決を担う総合的な判断力と優れたリーダーシップを備えた有為な人材を育成する。

教育課程の編成と特色

観光学科の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 「導入期」は、大学での充実した学修・研究活動の基礎となる基本的なスキルや方法論を学び、同時に観光学の研究領域の概要を理解するための入門的な学習をおこなう。
  • 「形成期」は、観光学科固有の領域を学ぶための知識、分析技術、思考方法について、その基礎的内容と応用的内容に関する学習をおこなう。
  • 「完成期」は、観光学科固有の領域に関して高度で専門的、個別的な内容を学習し、4年間の学修の集大成を図る。

観光学科のカリキュラムの構造

教育課程の構成

観光学科の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(12単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・言語教育科目(言語A)6単位
    ・言語教育科目(言語B)4単位
    ・専門必修科目 2単位
  2. 選択科目(78単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・学びの精神 4単位
    ・多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    ・学科選択科目1 6単位(学びの技法2単位を含む)
    ・学科選択科目2 10単位
    ・学科選択科目3 30単位
    ・他学科選択科目 10単位
  3. 自由科目(34単位以上)は、言語自由科目、学部自由科目、関連基礎科目、他学部・他大学科目などから構成する。
  • 観光学科では、経営や計画、地方行政など様々な場面で新しい観光の姿を構想し、観光事業・産業を改革する起業家、地域振興に寄与しうるリーダーの育成を目指す。そのため、「観光産業の経営」と「観光による地域活性化」という2つの視点から旅行業、ホテル、航空会社などの経営問題や観光まちづくり・地域振興などについて学ぶことに加えて、新たな観光サービスのあり方を模索し、事業化していくための方策、環境や文化的背景に配慮した観光地計画のあり方も学習する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また立教大学ならではの専門性をキーワードに据え、多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. 観光学全般にわたって基礎的な知識を持ち、特定の分野で論理的な分析ができる。
    「観光学概論」、「基礎演習」、「観光史」、「観光行動論」など
  2. 異文化交流としての観光の意義について理解し、実際に異文化交流を実践できる。
    「グローバル・スタディ・プログラム1」、「グローバル・スタディ・プログラム2」、「Introduction to Tourism 1」、「Introduction to Tourism 2」など
  3. 現実の諸問題を解決するための総合的な判断能力を持つ。
    「観光経営学」、「地域経済学」、「観光事業論」など
  4. 現実の状況に対応して適切なリーダーシップを発揮できる。
    「国際観光政策論」、「観光政策・行政論」、「観光ビジネスプロジェクト」など
  5. 特に観光学科の卒業生は、「ビジネスとしての観光」または「地域社会における観光」の視点にもとづく専門的な知識と分析能力を持つ。
    「企業情報分析」、「ホテル経営論」、「旅行産業論」、「観光計画論」、「地域デザイン論」など
  6. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。
  7. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  8. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  9. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
観光学部交流文化学科 教育課程編成の方針

観光学部の教育目的

観光関連分野に関する広範囲で高度な学識を持ち、諸問題の解決を担う総合的な判断力と優れたリーダーシップを備えた有為な人材を育成する。

教育課程の編成と特色

交流文化学科の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 「導入期」は、大学での充実した学修・研究活動の基礎となる基本的なスキルや方法論を学び、同時に観光学の研究領域の概要を理解するための入門的な学習をおこなう。
  • 「形成期」は、交流文化学科固有の領域を学ぶための知識、分析技術、思考方法について、その基礎的内容と応用的内容に関する学習をおこなう。
  • 「完成期」は、交流文化学科固有の領域に関して高度で専門的、個別的な内容を学習し、4年間の学修の集大成を図る。

交流文化学科のカリキュラムの構造

教育課程の構成

交流文化学科の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(12単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・言語教育科目(言語A)6単位
    ・言語教育科目(言語B)4単位
    ・専門必修科目 2単位
  2. 選択科目(78単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・学びの精神 4単位
    ・多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    ・学科選択科目1 8単位(学びの技法2単位を含む)
    ・学科選択科目2 30単位
    ・学科選択科目3 8単位
    ・他学科選択科目 14単位
  3. 自由科目(34単位以上)は、言語自由科目、学部自由科目、関連基礎科目、他学部・他大学科目などから構成する。
  • 交流文化学科では、現代社会における移動と交流の重要性の増大をふまえた上で、観光を契機に加速する移動と交流の社会や文化への影響を考える。「文化現象としての観光」と「地域社会における観光」という2つの視点を設定し、主に社会学、人類学、地理学、文学、歴史学の知見を援用しながら、社会や文化の動態と観光の相互的な関係について学ぶ。それにより、移動と交流を軸とした現代的な社会や文化に対する深い理解を活用しながらひろく活躍できる人材の育成を目指す。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また立教大学ならではの専門性をキーワードに据え、多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. 観光学全般にわたって基礎的な知識を持ち、特定の分野で論理的な分析ができる。
    「観光学概論」、「基礎演習」、「観光地理学概論」、「観光人類学概論」、「観光社会学概論」、「観光人文学概論」、「観光文学概論」、「観光歴史学概論」
  2. 異文化交流としての観光の意義について理解し、実際に異文化交流を実践できる。
    「グローバル・スタディ・プログラム1」、「グローバル・スタディ・プログラム2」、「Introduction to Tourism 1」、「Introduction to Tourism 2」など
  3. 現実の諸問題を解決するための総合的な判断能力を持つ。
    「観光社会学3(ジェンダー)」、「観光人類学4(宗教)」、「観光地理学2(農村)」、「観光文学5(思想」など
  4. 現実の状況に対応して適切なリーダーシップを発揮できる。
    「フィールドワーク論」、「観光と社会7(国際協力)」、「演習(2年)A」など
  5. 特に交流文化学科の卒業生は、「文化現象としての観光」または「地域社会における観光」の視点にもとづく専門的な知識と分析能力を持つ。
    「観光社会学2(移動)」、「観光人類学2(エスニシティ)」、「観光文学1(移動)」、「観光地理学1(都市)」、「観光と社会6(国際関係)」など
  6. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。
  7. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  8. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  9. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
観光学部 入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)

教育目的

観光関連分野に関する広範かつ高度な学識を有し、諸問題の解決を担う総合的な判断力と論理的な提言力、優れたリーダーシップを備えた有為な人材を育成します。

教育活動

教育内容

学部共通
  • 1年次の必修科目として「観光学概論」を履修します。「観光学概論」では、観光学に関する幅広い知識と視点を得るために、各分野の専門教員がオムニバス形式で授業を行います。また「基礎演習」では約20名ずつのクラスに分かれて、観光学の基礎的事項と最新トピックを理解するとともに、大学での学修に必要な基礎的な技法を実践的に学びます。「学科選択科目1」で1年次から観光学の基礎的科目を学び,「学科選択科目2」で観光学の専門的な学びを深めます。「学科選択科目3」では観光学から関心を広げ,周辺領域における学びを進めます。
  • 多様な専門科目を通して観光に関する全般的な知識を身につけると同時に、2・3年次の「演習(ゼミ)」と4年次の「卒業研究指導」を通して、特定の学問分野から観光を学術的・体系的に研究する視点と方法論を学びます。
  • 2年次から始まる「演習」では、12~18名の少人数教育により、経営学、経済学、地理学、社会学、人類学、心理学、都市計画学など特定の学問分野を体系的に学びます。
  • 「グローバル・スタディ・プログラム2」、「Introduction to Tourism1」など、外国語によって行われる授業を提供しています。
  • 「グローバル・スタディ・プログラム1」、「観光インターンシップ」などの授業により、現場での体験に基づいた実践的教育を重要視しています。
  • 全学共通カリキュラムの体系的な履修を通して、幅広い学問領域を習得・理解し、外国語運用能力、情報処理能力を身につけます。
観光学科
  • 経営学、経済学、心理学、都市計画学などの視点と方法論から、観光に関する諸問題を学びます。特に「ビジネスとしての観光」または「地域社会における観光」の視点にもとづく専門的な知識と分析方法を学びます。
交流文化学科
  • 社会学、人類学、地理学、文学、歴史学などの視点と方法論から、観光に関する諸問題を学びます。特に、「文化現象としての観光」や「地域社会における観光」の視点にもとづく専門的な知識と分析方法を学びます。

指導体制

  • 1年次には自動登録科目「基礎演習」を通して約20名ずつのクラスに所属し、クラス担任を配置します。加えて、教員が教育・学生生活の相談に乗るアカデミックアドバイザー制度もあります。
  • 2年次から専門分野の「演習(ゼミ)」を履修することができ、4年次には卒業論文を書くことが推奨されています。
  • 2・3年次の「演習」は12~18名の少人数クラスで展開しています。
  • 専門科目では、産業界の方々を積極的に講師に迎え、現場の感覚を身につけ、キャリアに対する関心を深めることができます。
  • 海外の大学と学部間協定を積極的に結んでおり、留学や海外への短期訪問など、海外体験を推奨しています。

指導法

  • 「演習(ゼミ)」においては、国内外で積極的に課外活動を行い、観光地などの状況を現場での観察や調査に基づいて理解してゆくことを重視しています。同時に、各自が課題を見つけ、それに対して独自の調査・研究を実践し、その結果を適切に報告する姿勢と技能を身につけます。
  • 多くの授業科目において、筆記試験だけでなく、プレゼンテーション、レポートなど様々な要素を評価に取り入れています。

入学者に求める知識・技能・態度・体験

知識

観光に関する特別な知識は必要ありません。しかし、高校で履修する科目のいずれかにおいて秀でた力があることが望まれます。また、異文化に対して深い関心があることが望まれます。

技能

コンピュータの基本操作をマスターしていることが望まれます。また、授業における調査、分析、発表、議論のために必要となる日本語の力を十分に有していることが望まれます。
「英語」に関しては、読む、書く、話す、聞くといった能力を高等学校で十分に身につけておくことが必要です。

態度

高い倫理性の下で、異なる文化・性別・しょうがい等に対する偏見を持たず、様々な文化背景・生活体験を有する人たちとの間で積極的に人間関係を構築し、協働的に作業ができる素地があることが望まれます。

体験

高等学校での授業において、集団での協働作業を体験していることが望まれます。また、生徒会活動、クラブ活動、行事実行委員会活動、ボランティア活動などを体験しているとさらによいでしょう。特に海外への渡航経験は必要ありません。

入試種別の目的

  1. 一般入試
    本学ならびに観光学部の教育目的を理解し、観光学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を測り、選抜することを目的としています。
  2. 大学入学共通テスト利用入試
    本学ならびに観光学部の教育目的を理解し、観光学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を、大学入学共通テストを利用して測定し、選抜することを目的としています。
  3. 自由選抜入試
    観光学部に関連した高い能力をもつ者、あるいは学業以外の諸活動の分野に秀でた個性をもつ者で、本学ならびに観光学部の教育目的を理解し、そこで学びたいという熱意を提出書類及び面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的としています。
  4. アスリート選抜入試
    スポーツ競技の実績が優秀であるだけでなく、人格的にも優れ学業に対する高い意欲をもつ者を、競技実績や提出書類、小論文、面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的としています。
  5. 外国人留学生入試
    国際交流の一環として、交換留学制度とは別に、本学での教育を希望する外国人留学生を選抜することを目的とする。外国人留学生を、提出書類および日本留学試験の成績等の内容により、多面的・総合的に評価します。
  6. 指定校推薦入学
    観光学部が自らの教育目的に基づいて、特色ある教育を行っている高等学校を指定したうえで、観光学部の教育目的を理解し、観光学部が定める一定の学力を有する者を高等学校長が推薦し観光学部が受け入れることを目的としています。
  7. 関係校推薦入学
    日本聖公会に所属する高等学校を対象として、本学ならびに観光学部の教育目的を理解し、キリスト教に基づく教育を継続して学びたいという意欲のある者を高等学校長が推薦し本学が受け入れることを目的としています。

入学前学習

REO(Rikkyo English Online)を利用した英語学習を課しています。加えて、指定校推薦入学・関係校推薦入学・アスリート選抜入試・自由選抜入試合格者に対しては、学部専任教員が作成した、入学後の学習に役立つと思われる推薦図書のリストを送付し、入学前の学習を促しています。
観光学部として求める教員像および教員組織の編成方針

1.観光学部として求める教員像

  • 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、観光学部の「学位授与の方針」及び「入学者受入れの方針」並びに各学科の「教育課程編成の方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
  • 観光学部における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
  • 教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
  • 学生の自主的な学びを支援できる者
  • 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
  • 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者

2.教員組織の編成方針

観光学部は、「教育研究上の目的」を実現するために以下の点に留意し、研究力の更なる向上を念頭に置きながら、3方針に基づいた教員組織を編成する。また、観光学科ではビジネスとしての観光及び地域社会と観光(地域づくり)並びに交流文化学科では文化現象としての観光及び地域社会と観光(地域のありよう)に関する専門領域において、3方針に沿った教育研究が可能となるよう教員組織を編成する。

教育研究上の目的

観光学部は、観光関連分野に関する教育研究を通じて、広範囲で高度な学識を持ち、諸問題の解決を担う総合的な判断力と優れたリーダーシップを備えた有為な人材を育成することを目的とする。

必要教員数

(1)大学設置基準に基づき、適切に教員を配置する。
(2)収容定員における教員1人あたりの学生数に配慮した教員組織を編成する。

教員構成

(3)教員組織の国際性に留意するとともに、特定の範囲の年齢、性別に著しく偏ることのないよう多様性に配慮する。

主要授業科目の担当

(4)主要授業科目については原則として教授又は准教授が担当する。

教員の募集・採用・昇格

(5)教員の募集・採用・昇格に関する全学の任用規程及び関連内規の適切な運用を行う。
(6)募集・採用・昇格にあたっては、テニュアトラック制度を活用するなど若手教員の育成にも配慮する。

教員の役割分担、連携等

(7)組織的な教育研究体制を構築するため、教授会その他の会議体(教務委員会、FD委員会等)への参加を通じた、教育課程、管理運営等に係る役割分担、教員間の連携等を適切に行う。

教育内容の改善のための組織的な研修等

(8)「立教大学ファカルティ・ディベロップメントに関する規程」に基づき、個々の教員及び教員組織としての様々な活動全般に関わる能力の開発を行う。

観光学研究科の教育目的と各種方針

観光学研究科 学位授与方針

博士課程前期課程

本課程に原則として2年以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、修士論文を提出してその審査および最終試験に合格した者に、修士(観光学)の学位を授与する。

本課程の修了者は次の能力を身につけている。

  1. 学際研究分野である観光学の特性に即し、観光に関わる多角的な視点と知識に基づいて、研究課題を発見・構想する能力。
  2. 観光学に関わる関連諸分野の方法論を理解・習得した上で、独自の研究計画を構築する能力。
  3. 調査分析を適切に実行し、その成果を学術論文としてまとめ、発表・発信する能力。

博士課程後期課程

本課程に原則として3年以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受け、学位申請論文を提出し、その審査および最終試験に合格した者に、博士(観光学)の学位を授与する。ただし、優れた研究業績をあげた者については、観光学研究科委員会の判定によって、博士課程後期課程に1年以上在学すれば足りるものとする。

本課程の修了者は次の能力を身につけている。

  1. 観光学の分野において、自立した教育者・研究者として学術的な貢献を行い得る能力。
  2. 観光学の高度な学術的知識と方法論に基づき、観光にかかわるさまざまな社会実践に取り組む能力。
観光学研究科 教育課程編成の方針

博士課程前期課程

本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり教育課程を編成している。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、授業科目については授業内の課題・試験および学期末試験等により評価し、修士論文については主査と副査による審査および最終試験によって評価する。

本課程の修了要件は、30単位であり、授業科目は以下の区分に分けられている。

  1. 必修科目(10単位)
  2. 選択科目(20単位)

1.では、修士論文作成を目指して、指導教員のもとで各専門分野における学術研究の基礎を学び理解を深める「観光研究基礎指導」(1年次春学期・秋学期各2単位)、ならびに学術論文の作成について学ぶ「修士論文指導演習」(2年次春学期・秋学期各2単位)を開講する。加えて、多様な分野の研究の視点や方法についての理解を深め視野を広げるために、教員複数名で各回を担当する「観光研究演習A・B」(1年次秋学期・2年次春学期各1単位)を開講する。これらの科目を受講することにより、多角的な視点と知識に基づいて研究課題を見出し、研究を構想する能力を身につける。

2.では、学生の入学前の習熟度や研究スタイルに対応し、専門性の深化および学際性の発展を図るための柔軟な履修を可能とするよう、全教員が各専門分野に関わる授業科目を開講する。さらにこれを補完するため、本研究科設置の科目やビジネスデザイン研究科との併置科目に加えて、一定の条件の下、立教大学の他研究科科目を最大8単位まで履修可能とする。これらの科目を受講することにより、観光学に関わる関連諸分野の方法論を理解・習得したうえで独自の研究計画を構築する能力を身につける。

加えて、研究指導として、個別の研究テーマに対応し、研究計画の立案から実行、論文執筆に至る一連の研究過程において、主指導教員および副指導教員が具体的な助言・指導を行う。これらを通して、研究の成果を学術論文としてまとめ、発表・発信する能力を身につける。

博士課程後期課程

本課程では、学位授与の方針に沿って、指導教員による研究指導に加え、授業科目6単位の履修により教育課程を編成している。

研究指導においては、個別の研究テーマに対して、研究計画の立案から実行、論文執筆に至る一連の作業に関して、主指導教員および副指導教員により具体的な助言・指導を行う。また各年次の中間発表会等を通じて、主指導教員、副指導教員以外の教員からも指導をうけ、高い学際性を確保する機会を得る。これらを通して、自立した教育者・研究者として学術的な貢献を行い得る能力を身につける。その学修成果は、日常的な研究報告に加えて、各学期末の研究報告書、中間発表会、学会等への参加等の業績をもとに総合的に評価する。

授業科目については、前期課程の一部を合同授業として開講し、観光学に関わる多面的な方法論に関わる理解を深化発展させる。その学修成果は授業内の課題・試験および学期末試験等により評価する。

これらの研究指導及び授業科目を通して、高度な学術的知識と方法論に基づき、観光にかかわるさまざまな社会的実践に取り組む能力を身につける。

学位申請論文については予備審査会において予備審査を経て、審査委員会による審査および最終試験の結果から合否を判定する。
観光学研究科 入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

博士課程前期課程

本課程は、学部で修得した観光学の専門的知識と外国語文献の読解力の上に、観光学に関する深い問題意識を持ち、論理的に思考する能力を持つ学生を受け入れる。

博士課程後期課程

本課程は、博士課程前期課程で修得した観光学の分野における高い専門能力を持ち、外国語文献の活用能力を有し、かつ明確な問題意識を持ち、研究者として自立を目指す学生を受け入れる。
観光学研究科として求める教員像および教員組織の編成方針

1.観光学研究科として求める教員像

  • 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、観光学研究科の「学位授与の方針」、「教育課程編成の方針」、「入学者受入れの方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
  • 観光学研究科における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
  • 専門の学術を研究し、教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
  • 学生の自主的な学びを支援できる者
  • 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
  • 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者

2.教員組織の編成方針

観光学研究科は、「教育研究上の目的」を実現するために以下の点に留意する。また、研究力の更なる向上を念頭に置きながら、「産業・経営」「地域・計画」「行動・文化」に関する専門領域において、3方針に沿った教育研究が可能となるよう教員組織を編成する。

教育研究上の目的

観光学研究科は、学士課程教育における一般的並びに専門的教養の上に、観光学を研究し、その深奥を究め、かつ、キリスト教に基づいて人格を陶冶し文化の進展に寄与することを目的とする。

必要教員数

(1)大学院設置基準に基づき、適切に教員を配置する。
(2)収容定員における教員1人あたりの学生数に配慮した教員組織を編成する。

教員構成

(3)教員組織の国際性に留意するとともに、特定の範囲の年齢、性別に著しく偏ることのないよう多様性に配慮する。

主要授業科目の担当

(4)主要授業科目については原則として教授又は准教授が担当する。

教員の募集・採用・昇格

(5)教員の募集・採用・昇格に関する全学の任用規程及び関連内規の適切な運用を行う。
(6)募集・採用・昇格にあたっては、テニュアトラック制度を活用するなど若手教員の育成にも配慮する。

教員の役割分担、連携等

(7)組織的な教育研究体制を構築するため、研究科委員会その他の会議体(大学院教務委員会、FD委員会等)への参加を通じた、教育課程、管理運営等に係る役割分担、教員間の連携等を適切に行う。

教育内容の改善のための組織的な研修等

(8)「立教大学ファカルティ・ディベロップメントに関する規程」に基づき、個々の教員及び教員組織としての様々な活動全般に関わる能力の開発を行う。

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。