文学部・文学研究科
の教育目的と各種方針
立教大学の教育目的と各種方針

文学部の教育目的と各種方針

文学部 学位授与方針

教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

学修成果

「学士(文学)」を授与される学生は、以下のような能力を有する。

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につけること
  2. テキストを正確に読解できること
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できること
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について、その細部を首尾一貫して分析しさらにその成果を総合する思考力を持つこと
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つこと

さらに全学共通科目により、

  1. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。また、NEXUSプログラムにより入学した学生については、言語Bと合わせて大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  2. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  3. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  4. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。

以上に加えて、各学科・専修ごとにそれぞれの教育目標を記せば、

  1. キリスト教学科ではキリスト教の歴史と文化について広く深い理解を持ち、宗教と社会の関連性を洞察できる能力を身につけることを目標とする。

  1. 文学科は、言葉による人類の遺産を知り、文化創造の源に参加する。
  • 英米文学専修では、英語および英米文学・文化について広く深い理解を持つ。
  • ドイツ文学専修では、ドイツ語およびドイツ語圏の文学・文化について広く深い理解を持つ。
  • フランス文学専修では、フランス語およびフランス語圏の文学・文化について広く深い理解を持つ。
  • 日本文学専修では、古今の日本語および日本文学・文化について広く深い理解を持つ。
  • 文芸・思想専修では、言語表現力に広く深い理解を持ち、哲学的思考を行い、それを論理的あるいは文芸的形式をもって表現できる。

  1. 史学科は、過去を知り未来を志向するなかで、総合的な人間理解に達することを目標とする。
  • 日本史学専修では、日本に関する史料に基づく歴史研究の手法および発想を身につける。
  • 世界史学専修では、大陸世界と海域世界の史料に基づく歴史研究の手法および発想を身につける。
  • 超域文化学専修では、複合社会文化論、文化人類学、アメリカ社会史、地域研究論、文化環境学、民俗学の研究手法および発想を身につける。

  1. 教育学科では、幅広く教育学及び教育事象について理解し、深く思考するための視点と研究方法を身につける。とりわけ、教育学専攻課程では教育学の方法論について理解し、基礎的な研究方法と思考方法を身につける。初等教育専攻課程では、教育学についての理解をもとに、小学校教員としての知識と技能を身につけることを目標とする。

学修環境

上記のような学修成果をもたらすために、以下のような学修環境を提供する。

正課

文学部では、学生の自主性・主体性を重視し、教員とともに学問に取り組み、自ら問題を発見してそれを解決する経験を積ませ、その能力を育てることをカリキュラム作成の基本精神としている。すなわち、広く複合的学問体験を持たせ、各自の学問的関心を喚起し、その知的主体性を涵養するために、文学部は正課において以下の工夫を行っている。

  1. 入試を学科ごとあるいは専修ごと(史学科を除く)に行うことによって、入学時から学生の学問的関心を明確化させ出発点の基盤を自覚させる。
  2. 全学科・専修共通の「基幹科目」を独自の科目群として設定すると同時に、すべての学科・専修の講義科目を文学部学生全体が受講できるような体制を取っている。
  3. 「基幹科目」では、複数教員担当による複合授業も展開されている。他学部科目や大学院科目も所属学科・専修の承認があれば、一定範囲内で卒業要件に組み入れることができる。
  4. 4年間の幅広い一方で各自の関心によって特化され深化された学習に基づき、出発点からの学習軌跡によって必然性が認められれば、最終成果としての卒業論文・制作は所属学科・専修以外の専任教員の指導も受けることができるようにしている。
  5. 通常の学生指導は、1年次から4年次まで毎学年履修可能な演習科目群、特定の教員の指導の下に自主研究で単位取得を目指す「フィールドワーク」科目群などを中心に行われる。それ以外に恒常的なオフィスアワーや教員研究室近くに設けられた学生の自由研究スペースなどの活用により多彩な指導が行われている。それによって、学生教員間の距離が限りなく小さく、顔の見えるコミュニケーション頻度の高い教育が展開されている。
  6. 卒業後の将来や人文学的教養を持って社会的貢献する方法を考えさせる「人文学とキャリア形成」を2年次必修で課し、3年次・4年次には「インターンシップ」科目を選択できるように用意し、学生たちが学習と実生活とのつながりを主体的に自ら構築するよう促している。

正課外

文学部は正課外活動に関しては学生の自主性に任せているが、伝統的に学生をよく把握しており、正課外での学生との接触機会が多いのが特色である。

  1. 文学部関係の各種講演会、シンポジウム、そのほかの学術的行事は年間30件程度催されており、高い頻度で学生たちに学内外の高い学問・文化に接する機会を提供している。
  2. 文学部教員が引率する学外行事も数多く開催され、ゼミ合宿などの国内での研究・研修ツアーや海外での語学研修あるいは発掘・見学などの学習ツアーも多くの参加学生を得て実施されている。
  3. 海外留学の機会も多く提供されており、協定校留学では留学先の授業料が免除される。それ以外の大学に留学する学生にも独自の奨学金を与えるなどして、学生の海外体験を促進している。
  4. 学内での学生部をはじめ各部局が主催する多様な学生参加プログラムには積極的に参加するよう促しており、多様な経験を積ませている。その中には学内でのボランティア活動、大学が所属する地域貢献のための活動や、地方や海外での多様なボランティア活動がある。
  5. 文学部教員の多くが学生の組織する体育会運動部や文化系研究会・サークルの部長・顧問を務めており、文学部教員は他学部学生を含めて日ごろから正課外においても学生と接する機会が多い。
文学部キリスト教学科 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

キリスト教学科の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本学科で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本学科の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本学科での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

キリスト教学科のカリキュラムの構造

教育課程の構成

キリスト教学科の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(20単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・言語教育科目(言語A) 6単位
    ・言語教育科目(言語B) 4単位
    ・基幹科目A 2単位
    ・指定科目A(学びの技法を含む) 8単位
  2. 選択科目(76単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・学びの精神 4単位
    ・多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    ・基幹科目B、C、D 10単位
    ・指定科目B1 8単位
    ・指定科目B2、C 40単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、専門関連科目、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、演習、フィールドワーク、文研講読、講義、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 専門関連科目は、キリスト教学科において学ぶ専門的知識を、「政治学」「法律学」「経済学」「社会学」といった他領域の学問的視点により相対化しつつ、同時にそれらと関連付けることで、より学際的な知的見地を涵養する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。「キリスト教学入門講義1~6」「キリスト教学講義1~38」等を含む全ての科目
  2. テキストを正確に読解できる。「ヘブライ語講読1・2」「ギリシア語講読1・2」「ラテン語講読1・2」「キリスト教学特論」等
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。「キリスト教学基礎演習A1・A2」「演習A1~A18」
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。「演習A1~A18」「フィールドワークA1」
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。「キリスト教学基礎演習A1・A2」「フィールドワークA1」「キリスト教学講義1~38」等
  6. キリスト教学科ではキリスト教の歴史と文化について広く深い理解を持ち、宗教と社会の関連性を洞察できる能力を身につけることを目標とする。「演習A1~A18」「キリスト教学入門講義1~6」「キリスト教学講義1~38」等を含む全ての科目
  7. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  8. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  9. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  10. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
文学部文学科英米文学専修 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

文学科英米文学専修の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本専修で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本専修の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本専修での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

文学科英米文学専修のカリキュラムの構造

教育課程の構成

文学科英米文学専修の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(28単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・言語教育科目(言語A) 6単位
    ・言語教育科目(言語B) 4単位
    ・基幹科目A 2単位
    ・指定科目A(学びの技法を含む) 16単位
  2. 選択科目(68単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・学びの精神 4単位
    ・多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    ・基幹科目B、C、D 10単位
    ・指定科目B1 8単位
    ・指定科目B2 4単位
    ・指定科目C 28単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、入門講義、入門演習、基礎演習、英語基礎演習、演習、英語表現演習、文学講義、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。「入門講義1・2」、「文学講義1~42」
  2. テキストを正確に読解できる。「入門演習B1・B2」、「基礎演習1・2」、「英語基礎演習1・2」、「演習B1~30」、「英語表現演習1~20」
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。「入門演習B1・B2」、「基礎演習1・2」、「英語基礎演習1・2」、「演習B1~30」、「英語表現演習1~20」
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。「演習B1~30」、「英語表現演習1~20」、「文学講義1~42」
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。「入門講義1・2」、「文学講義1~42」
  6. 言葉による人類の遺産を知り、文化創造の源に参加する。「入門講義1・2」、「演習B1~30」、「英語表現演習1~20」「文学講義1~42」
  7. 英語および英米文学・文化について広く深い理解を持つ。「入門講義1・2」、「演習B1~30」、「英語表現演習1~20」などのすべての科目)
  8. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  9. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  10. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  11. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
文学部文学科ドイツ文学専修 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

文学科ドイツ文学専修の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本専修で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本専修の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本専修での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

文学科ドイツ文学専修のカリキュラムの構造

教育課程の構成

文学科ドイツ文学専修の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(34単位)は、以下の科目区分で構成する。
    言語教育科目(言語A) 6単位
    言語教育科目(言語B) 4単位
    基幹科目A 2単位
    指定科目A(学びの技法を含む) 22単位
  2. 選択科目(62単位)は、以下の科目区分で構成する。
    学びの精神 4単位
    多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    基幹科目B、C、D 10単位
    指定科目B1、B2 14単位
    指定科目C 20単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、入門演習、ドイツ語入門、ドイツ語基礎演習、演習、ドイツ語表現演習、ドイツ文学・文化演習、講義、卒業論文(制作)指導演習、卒業論文(制作)等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。「文学部基幹科目A」、「文学部基幹科目B」、「文学部基幹科目C」
  2. テキストを正確に読解できる。「文学部基幹科目D」、「ドイツ語入門」、「ドイツ語基礎演習3」、「ドイツ語基礎演習5」、「ドイツ文学・文化演習」など
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。「ドイツ語基礎演習1」、「ドイツ語基礎演習2」、「ドイツ語基礎演習4」、「ドイツ語表現演習」、「演習C」など
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。「入門演習」、「演習C」、「ドイツ文学・文化演習」など
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。「入門演習」、「演習C」など
  6. 言葉による人類の遺産を知り、文化創造の源に参加する。「ドイツ文学・文化演習7(メディアのドイツ語)」、「文学講義104(現代の言語論)」、「文学講義105(言語研究の諸相)」、「文学講義110(ドイツのメルヘン)」、「文学講義111(ゲーテの時代)」、「文学講義161(バロックの文化)」など
  7. ドイツ語およびドイツ語圏の文学・文化について広く深い理解を持つ。「ドイツ文学・文化演習4(日独比較文化タンデム)」「文学講義108(日独文化交流)」、「文学講義109(日独比較文化)」、「文学講義162(ドイツの表象文化)」など
  8. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  9. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  10. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  11. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
文学部文学科フランス文学専修 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

文学科フランス文学専修の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本専修で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本専修の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本専修での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

文学科フランス文学専修のカリキュラムの構造

教育課程の構成

文学科フランス文学専修の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(34単位)は、以下の科目区分で構成する。
    言語教育科目(言語A) 6単位
    言語教育科目(言語B) 4単位
    基幹科目A 2単位
    指定科目A(学びの技法を含む) 22単位
  2. 選択科目(62単位)は、以下の科目区分で構成する。
    学びの精神 4単位
    多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    基幹科目B、C、D 10単位
    指定科目B1、B2 14単位
    指定科目C 20単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、入門演習、フランス語入門、フランス語基礎演習、演習、フランス文学・文化演習、フランス語表現演習、文学講義、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(フランス語)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。「入門演習D1・2」「演習D1~12」「文学講義201~218」「フランス文学・文化概論」など
  2. テキストを正確に読解できる。「フランス語入門1~4」「フランス語基礎演習1~5」「フランス文学・文化演習1~10」など
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。「入門演習D1・2」「演習D1~12」「卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習」など
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。「入門演習D1・2」「演習D1~12」「文学講義201~218」など
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。「フランス語表現演習1~10」「文学講義204・210・211・212・213・215・216」「海外フィールドスタディ〈3.海外SLV〉」など
  6. 言葉による人類の遺産を知り、文化創造の源に参加する。「文学講義201・202・203・205・206・207・208・209・214」など
  7. フランス語およびフランス語圏の文学・文化について広く深い理解を持つ。「フランス文学・文化演習1~10」「演習D1~12」「文学講義201~218」をはじめとする全科目
  8. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  9. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  10. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  11. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
文学部文学科日本文学専修 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

文学科日本文学専修の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本専修で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本専修の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本専修での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

文学科日本文学専修のカリキュラムの構造

教育課程の構成

文学科日本文学専修の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(18単位)は、以下の科目区分で構成する。
    言語教育科目(言語A) 6単位
    言語教育科目(言語B) 4単位
    基幹科目A 2単位
    指定科目A(学びの技法を含む) 6単位
  2. 選択科目(78単位)は、以下の科目区分で構成する。
    学びの精神 4単位
    多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    基幹科目B、C、D 10単位
    指定科目B1 12単位
    指定科目B2 8単位
    指定科目C 30単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、演習、日本文学講読、漢文学講読、卒業論文(制作)予備研究、研究小論文、文学講義、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。(日本文学研究法)
  2. テキストを正確に読解できる。(入門演習E1a~2e、日本文学講読1~8、漢文学講読1~4)
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。(入門演習E1a~2e、演習E1~36、卒業論文、卒業論文予備研究、研究小論文)
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。(演習E1~36)
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。(文学講義301~346)
  6. 言葉による人類の遺産を知り、文化創造の源に参加する。(日本文学講読1~8、漢文学講読1~4、文学講義301~346)
  7. 古今の日本語および日本文学・文化について広く深い理解を持つ。(日本文学講読1~8、漢文学講読1~4、文学講義301~346)
  8. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  9. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  10. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  11. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
文学部文学科文芸・思想専修 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

文学科文芸・思想専修の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本専修で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本専修の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本専修での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

文学科文芸・思想専修のカリキュラムの構造

教育課程の構成

文学科文芸・思想専修の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(18単位)は、以下の科目区分で構成する。
    言語教育科目(言語A) 6単位
    言語教育科目(言語B) 4単位
    基幹科目A 2単位
    指定科目A(学びの技法を含む) 6単位
  2. 選択科目(78単位)は、以下の科目区分で構成する。
    学びの精神 4単位
    多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    基幹科目B、C、D 10単位
    指定科目B1 8単位
    指定科目B2、C 42単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、卒業論文(制作)予備演習、演習、文芸・思想文献講読、文学講義、哲学講義、哲学概論、現代倫理、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。「文学部基幹科目A」、「文学部基幹科目B」、「文学部基幹科目C」など
  2. テキストを正確に読解できる。「入門演習」、「演習」、「文芸・思想文献講読」など
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。「入門演習」、「演習」など
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。「文学講義401・402(文明批評論1・2)」、「文学講義407・408(マンガ/アニメ表現論1・2)」、「哲学講義1~7」、「現代倫理」など
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。「文学講義405・406(文化翻訳論1・2)」、「文学講義413(ジェンダー論)」など
  6. 言葉による人類の遺産を知り、文化創造の源に参加する。「演習」、「文学講義409・410(小説創作論1・2)」、「文学講義411・412(詩創作論1・2)」など
  7. 言語表現力に広く深い理解を持ち、哲学的思考を行い、それを論理的あるいは文芸的形式をもって表現できる。「卒業論文(制作)予備演習」、「卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習」など
  8. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  9. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  10. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  11. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
文学部史学科 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

史学科の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本学科で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本学科の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本学科での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

史学科のカリキュラムの構造

教育課程の構成

史学科の教育課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(18単位)は、以下の科目区分で構成する。
    言語教育科目(言語A) 6単位
    言語教育科目(言語B) 4単位
    基幹科目A 2単位
    指定科目A(学びの技法を含む) 6単位
  2. 選択科目(78単位)は、以下の科目区分で構成する。
    学びの精神 4単位
    多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    基幹科目B、C、D 10単位
    指定科目B1 8単位
    指定科目B2 2単位
    指定科目C 40単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、専門関連科目、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、演習、専門基礎、フィールドワーク、史学講義、超域文化学講義、卒業論文(制作)予備演習、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 専門関連科目は、史学科において学ぶ専門的知識を、「政治学」「法律学」「経済学」「社会学」といった他領域の学問的視点により相対化しつつ、同時にそれらと関連付けることで、より学際的な知的見地を涵養する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。「入門演習」、「卒業論文(制作)予備演習」、「演習G~I」、「フィールドワークH1a」、「フィールドワークI1、2」など
  2. テキストを正確に解読できる。「入門演習」、「演習G~I」、「専門基礎」など
  3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。「卒業論文(制作)予備演習」、「演習G~I」、「卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習」など
  4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。「卒業論文(制作)予備演習」、「演習G1~24」、「演習H11~24」、「演習I1~24」、「卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習」など
  5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。「フィールドワークH1a」、「フィールドワークI1、2」など
  6. 史学科は、過去を知り未来を志向するなかで、総合的な人間理解に達することを目標とする。「入門演習」をはじめとする史学科の全科目
  7. 日本史学専修では日本に関する史料に基づく歴史研究の手法および発想が身につく。「演習H1~12」、「演習H13~24」、「史学講義27~51」、「史学講義54」など
  8. 世界史学専修では大陸世界と海域世界の史料に基づく歴史研究の手法および発想が身につく。「演習G1~12」、「演習G13~24」、「史学講義1~26」など
  9. 超域文化学専修では複合社会文化論、文化人類学、アメリカ社会史、地域研究論、文化環境学、民俗学の研究方法および発想が身につく。「演習I1~12」、「演習I13~24」、「超域文化学講義1~24」、「地理学概説1、2」、「地誌学1、2」など
  10. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  11. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  12. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  13. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
文学部教育学科 教育課程編成の方針

文学部の教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

教育課程の編成と特色

教育学科の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。

  • 導入期は、「学びの精神」、「入門演習(学びの技法)」、言語教育科目で構成し、文学部ならびに本学科で学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、学部共通の基幹科目において幅広い人文的教養を学ぶとともに、本学科の指定科目で展開する講義・講読・演習等を通じて、専門的な知識を深める。
  • 完成期には、本学科での学びを総括するものとして、卒業論文の執筆へと導く演習等を設定している。

教育学科教育学専攻のカリキュラムの構造

教育学科初等教育専攻のカリキュラムの構造

教育課程の構成

(教育学専攻課程)
教育学専攻課程の卒業要件は124単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

  1. 必修科目(26単位)は、以下の科目区分で構成する。
    言語教育科目(言語A) 6単位
    言語教育科目(言語B) 4単位
    基幹科目A 2単位
    指定科目A(学びの技法を含む) 14単位
  2. 選択科目(70単位)は、以下の科目区分で構成する。
    学びの精神 4単位
    多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    基幹科目B、C、D 10単位
    指定科目B1 4単位
    指定科目B2 4単位
    指定科目C 34単位
  3. 自由科目(28単位以上)は、専門関連科目、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
  • 指定科目(A、B1、B2、C)は、教育学、演習、教育調査実習、教育方法学、社会教育・生涯学習論、現代教育の 諸問題、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
  • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目から構成する。
  • 専門関連科目は、教育学科において学ぶ専門的知識を、「政治学」「法律学」「経済学」「社会学」といった他領域の学問的視点により相対化しつつ、同時にそれらと関連付けることで、より学際的な知的見地を涵養する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。
  
  • (初等教育専攻課程)
    初等教育専攻課程の卒業要件は134単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

    1. 必修科目(77単位)は、以下の科目区分で構成する。
      言語教育科目(言語A) 6単位
      言語教育科目(言語B) 4単位
      基幹科目A 2単位
      指定科目A1(学びの技法を含む) 14単位
      指定科目A2(初等必修科目) 51単位
    2. 選択科目(49単位)は、以下の科目区分で構成する。
      学びの精神 4単位
      多彩な学び・スポーツ実習 14単位
      基幹科目B、C、D 10単位
      指定科目B1 4単位
      指定科目C1 5単位
      指定科目C1、C2 6単位
      指定科目B2、C1、C2 6単位
    3. 自由科目(8単位以上)は、専門関連科目、言語自由科目、他学科・他専修科目、他学部科目などから構成する。
    • 指定科目(A1、A2、B1、B2、C1、C2)は、教育学、各教科教育法、演習、各教科教育論、社会教育・生涯学習論、卒業論文(制作)・卒業論文(制作)指導演習等から構成する。
    • 基幹科目(A~D)は、文学部基礎教養を滋養・深化させる科目群であり、学科・専修の枠を超えて、バリエーションに富んだ科目で構成する。
    • 専門関連科目は、教育学科において学ぶ専門的知識を、「政治学」「法律学」「経済学」「社会学」といった他領域の学問的視点により相対化しつつ、同時にそれらと関連付けることで、より学際的な知的見地を涵養する。
    • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
    • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
    • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また特色ある学部教育をキーワードに据え、立教大学ならではの多様な主題を交えた科目を配置する。
    • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。
  • 「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

    1. キリスト教精神に裏打ちされた人文学の発想を幅広く深く身につける。基幹科目、キリスト教と教育。
    2. テキストを正確に読解できる。言語教育科目、「入門演習」、「演習J1~18」
    3. テキストについての自らの解釈を説得的かつ論理的に口頭ならびに文章で表現できる。「入門演習」、「演習J1~18」、「哲学的人間学」
    4. 複数のテキストや事象にわたる主題について首尾一貫してその細部を分析し、それを総合する思考力を持つ。「演習J1~18」、「教育哲学1・2」、「教育史1・2」、「哲学的人間学」
    5. 他者を理解するための柔軟かつ粘り強い思考力を持つ。「カウンセリング」、「教育と表現」、「教育臨床論」、「教育臨床心理学」、「発達心理学」など
    6. 教育学および教育事象について広く深い理解を持ち、研究方法と発想を身につける。「教育学」、「教育心理学1」、「教育社会学1」、「教育史1」、「教育哲学1」、「比較教育学」など
    7. 教育学科教育学専攻課程では教育学の方法論について理解し、基礎的な研究方法と思考のしかたを身につける。「教育調査実習」、「教育心理学2」、「教育社会学2」、「教育史2」、「教育哲学2」など
    8. 教育学科初等教育専攻課程では教育学について深い理解を持ち、小学校教員としての知識と技能を身につける。「各教科教育法」、「教職実践演習」、「初等教育実習」、「音楽実技」、「造形表現」など
    9. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
    10. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
    11. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
    12. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
    文学部 入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

    教育目的

    世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

    教育活動

    教育内容

    学部共通のカリキュラム

    広く複合的学問体験を持たせ、学生各自の学問的関心を喚起し、その知的主体性を涵養するために、全学科・専修共通の「基幹科目」を展開すると同時に、全学共通カリキュラムの履修を義務づけている。また、卒業後の将来や自らの人生と人文学との関係を見つめさせる「人文学とキャリア形成」を2年次必修で課し、3年次・4年次には「インターンシップ」科目を選択できるようにして、学習と実生活を有機的に結び付けるように促している。

    学科・専修のカリキュラム

    各学科・専修のカリキュラムは、基礎的な知識・研究方法の習得のための入門講義・入門演習と、それぞれの領域に存在する諸問題について深く探究する講義・演習より構成されている。各学科・専修の講義科目の大半は、文学部の全学生が履修できるように開放されている。

    キリスト教学科

    キリスト教の歴史と文化について広く深く理解し、宗教と社会の関連性を洞察できる能力を身につける。「入門演習」「キリスト教学基礎演習」では、キリスト教学の多様な領域(歴史・文化・思想など)の基礎を学ぶ。「キリスト教学講義」は、キリスト教という現象を広くかつ多角的に学ぶ基礎的講義群と、各領域についての知識をより専門的に深めていく専門的講義群とから構成されている。さらに、特定のテーマに関して自ら積極的に調査・研究する「演習」、机上の知識を批判的に見直す「フィールドワーク」、外国語文献を精読する「文献講読」を通して、講義で得た知識を応用的に展開させていく。

    文学科

    言葉や文化・文学に対する理解を深めるとともに、文章や口頭による発信能力の養成を重視している。英米文学専修、ドイツ文学専修、フランス文学専修、日本文学専修、文芸・思想専修の5つの専修から成り、専修ごとに入学者選抜を実施している。

    [英米文学専修]
    英語の理解力・運用能力を鍛えるとともに、英語圏の多種多様な文化・文学に親しみ、広く深い理解を持つことをめざす。

    [ドイツ文学専修]
    ドイツ語の理解力・運用能力を鍛えるとともに、ドイツ語圏の多種多様な文化・文学に親しみ、広く深い理解を持つことをめざす。

    [フランス文学専修]
    フランス語の理解力・運用能力を鍛えるとともに、フランス圏の多種多様な文化・文学に親しみ、広く深い理解を持つことをめざす。

    [日本文学専修]
    古代から近・現代に至る日本の言語・文学・文化について広く深く学ぶ。日本文学と関わりの深い中国文学・思想に関する科目も設けている。

    [文芸・思想専修]
    古今東西の文芸・思想分野について広く深く学ぶとともに、自分の考えを自分の言葉(詩・小説などの創作を含む)で発信する力を身につける。

    史学科

    世界史学専修、日本史学専修、超域文化学専修という3つの専修から成り、特定の文化的価値に縛られない自由な立場で私たちの拠って来たる所=「基層」を深く理解しようと努める。専修への所属は、2年次に選択する演習によって決定する。
    日本史学専修では日本に関する史料に基づく歴史研究の手法および発想を学ぶ。世界史学専修では大陸世界と海域世界の史料に基づく歴史研究の手法および発想を学ぶ。超域文化学専修ではフィールドワークに基づき、文化・社会・環境の相互関係を解明する研究手法および発想を学ぶ。

    教育学科

    教育学および教育事象について広く深く理解し、幅広い学問領域を総合的に学習するために、教育心理学、教育社会学、教育史、教育哲学などの教育諸科学分野を扱う専門科目を展開するとともに、学生それぞれの関心に応じて学べるように、多彩な科目を用意している。
    3年次には、教育学専攻課程と初等教育専攻課程のいずれかの専攻課程に進む。教育学専攻では、3年次の必修科目である「演習」を足場として、特定の専門領域から教育学をより深く学ぶ。また、初等教育専攻では、小学校教員免許取得に必要なすべての科目を履修することができ、教員養成のための勉学が中心となる。

    指導体制

    • 入門演習、演習などの少人数授業を設けて、きめ細かな指導を行っている。
    • オフィスアワーやアドバイザー制度により、すべての専任教員が学業その他についての学生の相談に日常的に対応している。
    • 卒業論文・制作履修者に対しては、専任教員による演習形式の指導(卒業論文指導演習)や、個別面談による指導を行っている。
    • 教員研究室近くに学生の自由研究スペースを設け、学生相互の学びや学生と教員の協働を可能にしている。
    • 大学院生をティーチング・アシスタント(TA)として起用し、学部学生に対する行き届いた指導を行っている。

    指導法

    • 学生の自主性・主体性を重視し、自ら問題を発見してそれを解決する経験を積ませ、その能力を育てることを指導の基本としている。
    • すべての学科・専修の概説科目を1年次に履修可能とし、多様な問題の存在に早くから気づくことができるように配慮している。
    • すべての学科・専修の講義科目を横断的に履修する場合の研究テーマを具体的に例示し、学生の視野の拡大に資している。
    • 卒業論文・制作で、所属学科の領域を超える問題に取り組む希望がある場合は、所属学科・専修以外の専任教員の指導を受けることが可能である。

    入学者に求める知識・技能・態度・体験

    知識

    高等学校を卒業するのに必要な単位を修得済であること、もしくはそれと同等の知識を有すること。

    技能

    授業を理解し、調査・分析・発表・討論を行うために必要となる日本語の能力を有すること。コンピューターの基本ソフトをある程度操作できることが望まれる。「英語」に関しては、読む、書く、話す、聞くといった能力を高等学校で十分に身につけておくことが必要である。

    態度

    文化の差異・性別・しょうがい等に対して偏見をもたず、さまざまな文化背景・生活体験を有する人たちと良好な人間関係を構築し、協働的に活動できる素地があること。また、言語・芸術など人間の営為全般に関する興味・関心があり、それを学問的に探究する志を有すること。

    体験

    これまでの体験の意味を深く考え、それを今後に生かしていこうとする気持ちを持つことが望まれる。体験の内容は問わない。

    入試種別の目的

    1. 一般入試
      本学ならびに文学部の教育目的を理解し、文学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を測り、選抜することを目的とする。
    2. 大学入学共通テスト利用入試
      本学ならびに文学部の教育目的を理解し、文学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を、大学入学共通テストを利用して測定し、選抜することを目的とする。
    3. 自由選抜入試
      志望する学部に関連した高い能力をもつ者、あるいは学業以外の諸活動の分野に秀でた個性をもつ者で、本学ならびに文学部の教育目的を理解し、そこで学びたいという熱意を提出書類及び面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的とする。
    4. アスリート選抜入試
      スポーツ競技の実績が優秀であるだけでなく、人格的にも優れ学業に対する高い意欲をもつ者を、競技実績や提出書類、小論文、面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的とする。
    5. 外国人留学生入試
      国際交流の一環として、交換留学制度とは別に、本学での教育を希望する外国人留学生を選抜することを目的とする。書類選考による募集制度により、外国人留学生を、提出書類および日本留学試験の成績等の内容により、多面的・総合的に評価する。
    6. 指定校推薦入学
      文学部が自らの教育目的に基づいて、特色ある教育を行っている高等学校を指定したうえで、文学部の教育目的を理解し、文学部が定める一定の学力を有する者を高等学校長が推薦し文学部が受け入れることを目的とする。
    7. 関係校推薦入学
      日本聖公会に所属する高等学校を対象として、本学ならびに文学部の教育目的を理解し、キリスト教に基づく教育を継続して学びたいという意欲のある者を高等学校長が推薦し本学が受け入れることを目的とする。
    8. 学校長推薦による入学(NEXUS)
      NEXUSプログラム日本語集中履修期間のカリキュラム内容ならびに2学期目以降に接続する文学部カリキュラムにおける教育目的に基づいて、特色ある教育や言語教育を行っている外国の高等学校を指定したうえで、次世代に繋がるグローバルな協働共生について日本語コミュニケーションを通じ実践する姿勢を持ち、かつ文学部の教育目的を理解し本学が定める一定の学力を有する者を当該の高等学校長が推薦し文学部が受け入れることを目的とする。

    入学前学習

    REO(Rikkyo English Online)を利用した英語学習を課している。指定校推薦、関係校推薦、アスリート選抜入試、自由選抜入試、外国人留学生入試合格者に対しては、推薦図書に関する読書感想文の提出も求めている。
    文学部として求める教員像および教員組織の編成方針

    1.文学部として求める教員像

    • 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、文学部の「学位授与の方針」及び「入学者受入れの方針」並びに各学科・専修の「教育課程編成の方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
    • 文学部における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
    • 教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
    • 学生の自主的な学びを支援できる者
    • 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
    • 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者

    2.教員組織の編成方針

    文学部は、「教育研究上の目的」を実現するために以下の点に留意し、研究力の更なる向上を念頭に置きながら、3方針に基づいた教員組織を編成する。また、キリスト教学科ではキリスト教学の諸分野(聖書・歴史、神学思想、アジアにおけるキリスト教、芸術・文化)、史学科では世界史、日本史及び超域文化、教育学科では教育学及び初等教育、文学科では英米文学、ドイツ文学、フランス文学、日本文学、文芸・思想等の専門領域において、3方針に沿った教育研究が可能となるよう教員組織を編成する。

    教育研究上の目的

    文学部は、世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れる教育研究を通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てることを目的とする。

    必要教員数

    ①大学設置基準に基づき、適切に教員を配置する。
    ②収容定員における教員1人あたりの学生数に配慮した教員組織を編成する。

    教員構成

    ③教員組織の国際性に留意するとともに、特定の範囲の年齢、性別に著しく偏ることのないよう多様性に配慮する。

    主要授業科目の担当

    ④主要授業科目については原則として教授又は准教授が担当する。

    教員の募集・採用・昇格

    ⑤教員の募集・採用・昇格に関する全学の任用規程及び関連内規の適切な運用を行う。
    ⑥募集・採用・昇格にあたっては、テニュアトラック制度を活用するなど若手教員の育成にも配慮する。

    教員の役割分担、連携等

    ⑦組織的な教育研究体制を構築するため、教授会その他の会議体(FD委員会、学部運営会議等)への参加を通じた、教育課程、管理運営等に係る役割分担、教員間の連携等を適切に行う。

    教育内容の改善のための組織的な研修等

    ⑧「立教大学ファカルティ・ディベロップメントに関する規程」及び「文学部FD委員会規則」に基づき、個々の教員及び教員組織としての様々な活動全般に関わる能力の開発を行う。

    文学研究科の教育目的と各種方針

    文学研究科 学位授与方針

    博士課程前期課程

    修士 (文学)

    博士課程前期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。本課程に2年(4学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身につけていると認め、修士の学位を授与する。

    1. 人文学の高度に専門的な日本語および外国語の文献を読み解き、その領域における知的蓄積を分析総合する能力、あるいはフィールドワークを通して的確で客観的な調査を行う技能および、学的世界の中で自らの位置を知る能力。
    2. 自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法。
    3. 自らの学問的営為や成果を踏まえながら、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力。

    修士 (教育学)

    博士課程前期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。本課程に2年(4学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身につけていると認め、修士の学位を授与する。

    1. 教育学の高度に専門的な日本語および外国語の文献を読み解き、その領域における知的蓄積を分析総合する能力、あるいはフィールドワークを通して的確で客観的な調査を行う技能および、学的世界の中で自らの位置を知る能力。
    2. 自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法。
    3. 自らの学問的営為や成果を踏まえながら、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力。

    修士 (比較文明学)

    博士課程前期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。本課程に2年(4学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身につけていると認め、修士の学位を授与する。

    1. 比較文明学の高度に専門的な日本語および外国語の文献を読み解き、その領域における知的蓄積を分析総合する能力、あるいはフィールドワークを通して的確で客観的な調査を行う技能および、学的世界の中で自らの位置を知る能力。
    2. 自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法。
    3. 自らの学問的営為や成果を踏まえながら、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力。

    博士課程後期課程

    博士 (文学)

    博士課程後期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。本課程に3年(6学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、博士の学位申請論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身につけていると認め、博士の学位を授与する。ただし、優れた研究業績をあげた者については1年(2学期)以上在学すれば足りるものとする。

    1. 博士課程前期課程で培った、人文学の研究、調査、思考の方法を十分に使いこなしつつ、高度な知的蓄積についての理解を深め、未知の問題の発掘や、既知の問題に対する新しい接近法・解決法の発見を行い、その結果として、新しい問題群や学問領域を開拓できる高度な研究能力。
    2. 自ら切り開いた知見を、それにふさわしい表現スタイルによって、説得的に表現できる能力。
    3. 人文学を基盤としつつ、関連する学問領域に対して、広く深く理解しかつ発信できる能力。

    博士 (教育学)

    博士課程後期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。本課程に3年(6学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、博士の学位申請論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身につけていると認め、博士の学位を授与する。ただし、優れた研究業績をあげた者については1年(2学期)以上在学すれば足りるものとする。

    1. 博士課程前期課程で培った、教育学の研究、調査、思考の方法を十分に使いこなしつつ、高度な知的蓄積についての理解を深め、未知の問題の発掘や、既知の問題に対する新しい接近法・解決法の発見を行い、その結果として、新しい問題群や学問領域を開拓できる高度な研究能力。
    2. 自ら切り開いた知見を、それにふさわしい表現スタイルによって、説得的に表現できる能力。
    3. 教育学を基盤としつつ、関連する学問領域に対して、広く深く理解しかつ発信できる能力。

    博士 (比較文明学)

    博士課程後期課程を修了する者が身につけるべき知識、能力等を下記の通り定める。本課程に3年(6学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、博士の学位申請論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身につけていると認め、博士の学位を授与する。ただし、優れた研究業績をあげた者については1年(2学期)以上在学すれば足りるものとする。

    1. 博士課程前期課程で培った、比較文明学の研究、調査、思考の方法を十分に使いこなしつつ、高度な知的蓄積についての理解を深め、未知の問題の発掘や、既知の問題に対する新しい接近法・解決法の発見を行い、その結果として、新しい問題群や学問領域を開拓できる高度な研究能力。
    2. 自ら切り開いた知見を、それにふさわしい表現スタイルによって、説得的に表現できる能力。
    3. 比較文明学を基盤としつつ、関連する学問領域に対して、広く深く理解しかつ発信できる能力。
    文学研究科 教育課程編成の方針

    博士課程前期課程

    修士 (文学)

    本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「研究」「演習」および「研究指導」を組み合わせて教育課程を編成している。本課程の修了要件単位数は30単位である(内訳は、履修規程に定める)。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、試験・レポートあるいは平常点によって評価する。修士論文は所定の論文審査基準に基づいて審査を行い、論文最終面接を受け、審査に合格することが修了の要件となる。

    1. 「研究」では、各専攻の研究領域における知的蓄積を理解するため、「日本文学研究」「日本語学研究」「中国文学研究」「英文学特殊研究」「米文学特殊研究」「英語学特殊研究」「ドイツ文学特殊研究」「ドイツ語学特殊研究」「ドイツ語教育特殊研究」「ドイツ学特殊研究」「ドイツ文化史特殊研究」「フランス文学特殊研究」「フランス語学特殊研究」「日本史特殊研究」「東洋史特殊研究」「西洋史特殊研究」「地域社会研究方法論」「地理学特殊研究」「文化人類学特殊研究」「地理学調査演習」「地域社会調査演習」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することにより、人文学の領域における知的蓄積を分析総合する能力および、学的世界の中で自らの位置を知る能力を身につける。
    2. 「演習」では、各専攻の研究領域の中で、調査を行う技能や論理構築能力および表現技法を獲得するため、「日本文学演習」「日本語学演習」「英米文学研究方法論」「ドイツ文学特殊研究」「ドイツ語学特殊研究」「ドイツ語教育特殊研究」「ドイツ学特殊研究」「ドイツ文化史特殊研究」「フランス文学演習」「フランス語学演習」「日本史演習」「東洋史演習」「西洋史演習」「地理学演習」「文化人類学演習」「超域文化学演習」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することによって、的確で客観的な調査を行う技能、自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法を身につけるとともに、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力を身につける。
    3. 各専攻で開講する授業科目の領域を越えた人文知を獲得するため、一定の条件のもとに文学研究科所属専攻以外の専攻、他研究科、平和・コミュニティ研究機構の科目を履修することができる。これらの科目を受講することにより、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力を深める。詳細は履修規程に定める。
    4. 「研究指導」では、担当の指導教員による修士論文作成のための個別指導により、人文学の領域における知的蓄積を分析総合する能力、的確で客観的な調査を行う技能に基づいて、自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法を身につける。

    修士 (教育学)

    本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「研究」「演習」および「研究指導」を組み合わせて教育課程を編成している。本課程の修了要件単位数は30単位である(内訳は、履修規程に定める)。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、試験・レポートあるいは平常点によって評価する。修士論文は所定の論文審査基準に基づいて審査を行い、論文最終面接を受け、審査に合格することが修了の要件となる。

    1. 「研究」では、本専攻の研究領域における知的蓄積を理解するため、「教育哲学研究」「日本教育史研究」「外国教育史研究」「教育社会学研究」「教育心理学研究」「教育方法学研究」「社会教育研究」「比較教育学研究」「教育思想史研究」「教育学特殊研究」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することにより、教育学の領域における知的蓄積を分析総合する能力および、学的世界の中で自らの位置を知る能力を身につける。
    2. 「演習」では、本専攻の研究領域の中で、調査を行う技能や論理構築能力および表現技法を獲得するため、「教育学演習」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することによって、的確で客観的な調査を行う技能、自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法を身につけるとともに、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力を身につける。
    3. 本専攻で開講する授業科目の領域を越えた「知」を獲得するため、一定の条件のもとに文学研究科所属専攻以外の専攻、他研究科、平和・コミュニティ研究機構の科目を履修することができる。これらの科目を受講することにより、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力を深める。詳細は履修規程に定める。
    4. 「研究指導」では、担当の指導教員による修士論文作成のための個別指導により、教育学の領域における知的蓄積を分析総合する能力、的確で客観的な調査を行う技能に基づいて、自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法を身につける。

    修士 (比較文明学)

    本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「研究」「演習」および「研究指導」を組み合わせて教育課程を編成している。本課程の修了要件単位数は30単位である(内訳は、履修規程に定める)。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、試験・レポートあるいは平常点によって評価する。修士論文は所定の論文審査基準に基づいて審査を行い、論文最終面接を受け、審査に合格することが修了の要件となる。

    1. 「研究」では、本専攻の研究領域における知的蓄積を理解するため、「現代文明学特殊研究」「文明工学特殊研究」「言語多文化学特殊研究」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することにより、比較文明学の領域における知的蓄積を分析総合する能力および、学的世界の中で自らの位置を知る能力を身につける。
    2. 「演習」では、本専攻の研究領域の中で、調査を行う技能や論理構築能力および表現技法を獲得するため、「現代文明学演習」「文明工学演習」「言語多文化学演習」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することによって、的確で客観的な調査を行う技能、自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法を身につけるとともに、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力を身につける。
    3. 本専攻で開講する授業科目の領域を越えた人文知を獲得するため、一定の条件のもとに文学研究科所属専攻以外の専攻、他研究科、平和・コミュニティ研究機構の科目を履修することができる。これらの科目を受講することにより、現代社会において出会うであろう多様な事態に対して臨機応変に対応できる柔軟な発想力を深める。詳細は履修規程に定める。
    4. 「研究指導」では、担当の指導教員による修士論文作成のための個別指導により、比較文明学の領域における知的蓄積を分析総合する能力、的確で客観的な調査を行う技能に基づいて、自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための論理構築能力および表現技法を身につける。

    博士課程後期課程

    博士 (文学)

    本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「研究」および「研究指導」を組み合わせて教育課程を編成している。本課程の修了要件単位数は6単位である。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、試験・レポートあるいは平常点によって評価する。博士の学位申請論文は、所定の論文審査基準に基づいて審査を行い、審査ならびに最終試験に合格することが修了の要件となる。

    1. 「研究」では、各専攻の研究領域における高度な知的蓄積についての理解を深めるため、「日本文学特殊研究」「日本語学特殊研究」「中国文学特殊研究」「英文学特論1A」「米文学特論1A」「英語学特論1A」「ドイツ文学特殊研究」「ドイツ語教育特殊研究」「ドイツ文化史特殊研究」「フランス文学特殊研究」「フランス語学特殊研究」「史学研究方法論」「日本史特論」「東洋史特論」「西洋史特論」「史学史研究」「地域社会調査特殊研究」「地域社会調査実習」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することにより、人文学の領域での高度な知的蓄積についての理解を深め、未知の問題の発掘や、既知の問題に対する新しい接近法・解決法の発見を行い、新しい問題群や学問領域を開拓できる高度な研究能力を身につける。
    2. 「研究指導」では、担当の指導教員による博士論文作成のための個別指導により、人文学の領域での知的蓄積に対する広く深い理解を前提にして、自ら切り開いた知見を、それにふさわしい表現スタイルによって、説得的に表現できる能力および、関連する学問領域に対して、広く深く理解しかつ発信できる能力を身につける。なお、原則として各学期の終わりに研究報告書を提出し、博士学位申請論文を提出する場合には、それに先だって博士論文中間報告書を提出し、博士学位申請論文執筆のための指導を受ける。

    博士 (教育学)

    本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「研究」および「研究指導」を組み合わせて教育課程を編成している。本課程の修了要件単位数は6単位である。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、試験・レポートあるいは平常点によって評価する。博士の学位申請論文は、所定の論文審査基準に基づいて審査を行い、審査ならびに最終試験に合格することが修了の要件となる。

    1. 「研究」では、本専攻の研究領域における高度な知的蓄積についての理解を深めるため、「教育哲学基礎研究」「日本教育史基礎研究」「外国教育史基礎研究」「教育社会学基礎研究」「教育心理学基礎研究」「教育方法学基礎研究」「社会教育学基礎研究」「比較教育学基礎研究」「教育思想史基礎研究」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することにより、教育学の領域での高度な知的蓄積についての理解を深め、未知の問題の発掘や、既知の問題に対する新しい接近法・解決法の発見を行い、新しい問題群や学問領域を開拓できる高度な研究能力を身につける。
    2. 「研究指導」では、担当の指導教員による博士論文作成のための個別指導により、教育学の領域での知的蓄積に対する広く深い理解を前提にして、自ら切り開いた知見を、それにふさわしい表現スタイルによって、説得的に表現できる能力および、関連する学問領域に対して、広く深く理解しかつ発信できる能力を身につける。なお、原則として各学期の終わりに研究報告書を提出し、博士学位申請論文を提出する場合には、それに先だって博士論文中間報告書を提出し、博士学位申請論文執筆のための指導を受ける。

    博士 (比較文明学)

    本課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり「研究」および「研究指導」を組み合わせて教育課程を編成している。本課程の修了要件単位数は6単位である。なお、これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、試験・レポートあるいは平常点によって評価する。博士の学位申請論文は、所定の論文審査基準に基づいて審査を行い、審査ならびに最終試験に合格することが修了の要件となる。

    1. 「研究」では、本専攻の研究領域における高度な知的蓄積についての理解を深めるため、「比較文明学特殊研究」等の授業科目を開講する。これらの科目を受講することにより、比較文明学の領域での高度な知的蓄積についての理解を深め、未知の問題の発掘や、既知の問題に対する新しい接近法・解決法の発見を行い、新しい問題群や学問領域を開拓できる高度な研究能力を身につける。
    2. 「研究指導」では、担当の指導教員による博士論文作成のための個別指導により、比較文明学の領域での知的蓄積に対する広く深い理解を前提にして、自ら切り開いた知見を、それにふさわしい表現スタイルによって、説得的に表現できる能力および、関連する学問領域に対して、広く深く理解しかつ発信できる能力を身につける。なお、原則として各学期の終わりに研究報告書を提出し、博士学位申請論文を提出する場合には、それに先だって博士論文中間報告書を提出し、博士学位申請論文執筆のための指導を受ける。
    文学研究科 入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

    博士課程前期課程

    本課程は、学士課程教育で修得した神学(キリスト教学)、文学、史学、教育学のいずれか、またはその関連領域の、一般的ならびに専門的教養と外国語文献の読解力のうえに、批判的精神(自らの責任で真理性を検証する態度)と鋭利な問題意識をもって日本文学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学、史学、超域文化学、教育学、比較文明学の諸分野を研究しようとする学生を受け入れる。

    博士課程後期課程

    本課程は、博士課程前期課程で修得した人文学の諸領域における高い専門能力と外国語文献の活用能力のうえに、日本文学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学、史学、超域文化学、教育学、比較文明学の分野において自立した研究者に相応しい高度で独創的な研究を行おうとする学生を受け入れる。
    文学研究科として求める教員像および教員組織の編成方針

    1.文学研究科として求める教員像

    • 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、文学研究科の「学位授与の方針」、「教育課程編成の方針」、「入学者受入れの方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
    • 文学研究科における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
    • 専門の学術を研究し、教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
    • 学生の自主的な学びを支援できる者
    • 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
    • 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者

    2.教員組織の編成方針

    文学研究科は、「教育研究上の目的」を実現するために以下の点に留意し、研究力の更なる向上を念頭に置きながら、3方針に基づいた教員組織を編成する。また、英米文学専攻では英米の文学・文化、英語学等、史学専攻では日本史、東洋史及び西洋史、教育学専攻では教育哲学、教育史、教育社会学、教育心理学、教育方法学、社会教育、比較教育学及び教育思想史、日本文学専攻では日本文学(古代から近現代)及び日本語学、フランス文学専攻ではフランス文学(中世から現代文学・哲学)及びフランス語圏文学、ドイツ文学専攻ではドイツ語圏の文学・語学・文化、比較文明学専攻では現代文明学・文明工学及び、言語多文化学等、超域文化学専攻では人文地理学、文化人類学、考古学、民俗学、地域研究、文化史学及び芸術学の専門領域において、3方針に沿った教育研究が可能となるよう教員組織を編成する。

    教育研究上の目的

    文学研究科は、学士課程教育における一般的並びに専門的教養の上に、文学、史学、超域文化学、教育学、比較文明学を研究し、その深奥を究め、かつ、キリスト教に基づいて人格を陶冶し文化の進展に寄与することを目的とする。

    必要教員数

    ①大学院設置基準に基づき、適切に教員を配置する。
    ②収容定員における教員1人あたりの学生数に配慮した教員組織を編成する。

    教員構成

    ③教員組織の国際性に留意するとともに、特定の範囲の年齢、性別に著しく偏ることのないよう多様性に配慮する。

    主要授業科目の担当

    ④主要授業科目については原則として教授又は准教授が担当する。

    教員の募集・採用・昇格

    ⑤教員の募集・採用・昇格に関する全学の任用規程及び関連内規の適切な運用を行う。
    ⑥募集・採用・昇格にあたっては、テニュアトラック制度を活用するなど若手教員の育成にも配慮する。

    教員の役割分担、連携等

    ⑦組織的な教育研究体制を構築するため、研究科委員会その他の会議体(FD委員会、主任会等)への参加を通じた、教育課程、管理運営等に係る役割分担、教員間の連携等を適切に行う。

    教育内容の改善のための組織的な研修等

    ⑧「立教大学ファカルティ・ディベロップメントに関する規程」及び「文学研究科FD委員会規則」に基づき、個々の教員及び教員組織としての様々な活動全般に関わる能力の開発を行う。

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